原稿もひとふた山越えた。その分外出がお昼前になって、久々のひとり外食にした。御徒町で乗り換え途中に『小諸そば』が見えた。冷やしたぬき蕎麦大盛りだなと思って店に入った。
ハタと券売機の前で立ち止まった。タッチパネル…不安を覚えた。
千円札挿入まではよかった。冷やしたぬきはどこだ?どこだ?迷いながらなんとか見つけた。次は「大盛りボタン」。ところが「よろしければ確認を押してください」みたいなうざいのが出て、指であちこち探すのだが「大盛りボタン」の場所がわからない。後ろに行列の気配あり。ぼくはこういうのに弱い。払い戻しボタンを押した。
「大丈夫ですか?」と向こうから店員がやってきた。こういうのが尚苦手だ。口ごもりながら店を出た。
ネットを調べると、苦手はぼくだけじゃない。
「入店したらニガテ意識のある例のタッチパネル式券売機」(出典)
「タッチパネル券売機ですが、階層が無く一枚画面なので操作は少ないけど、やっぱどうにも探しにくいのは、古い人間だからでしょうかw」(出典)
小諸そばは「カウンターで註文」「入口で人に註文」が相場だったはずだが、ボタン券売機ならまだしもこのタッチパネルはダメ。とくにぼくは近目が弱い。そもそも註文時に「冷やしタヌキ大盛り」と言えば済むのだ。今見ると右上にあるが、本番では焦って見えなかった。
仕方なく、すぐそばの「すき家」で牛丼を食べた。これがまたイケてなくて。
「牛丼並!」「牛丼並盛りありがとうございます!」厨房へ「並一丁!」そして「おまちどおさま!」という「吉野家リズム」が牛丼業界から消えて久しいが、この店はリズムばかりか気づきもない。お客を見ずに厨房ばかり向いてトレイを拭いてる。だから註文をとるのが常に遅いし、支払いはお客がわざわざテイクアウトカウンターに立ち並んで払ってる。
ちゃんとしたお店にゆけばいい。それだけのことであるのだが…
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