心療内科医の小松信明氏(小松医院•院長/山形市)とともに共著で上梓いたしました。『家族医ー心の病がなおっていく道』(人間と歴史社 2018年6月30日刊)の帯のフレーズを紹介します。
患者と家族が“なおっていく”七つの物語(リアルストーリー)
「私にやさしくしてくれる、お母さんに会いたい!」。不登校、引きこもり、パニック、発達障害等の患者たちを悲嘆する母、支配する母、抱擁する夫、寄り添うペット… 心療内科医 小松信明の精神分析とカウンセリングが“無意識の自分”を自覚させ、家族に“許しあい”を授ける。
子供たちが心の病にどうしてなるのか。学校でのいじめは助長するものであって原因ではありません。心の病は「病」なのか。医師だけに任せて治す病ではない。どうやって「なおっていく」のか。投薬治療や5分間診療ではなおりません。患者と家族の「変わろうとする心の格闘」を経て、母親が子に向き合って、なおっていきます。小松医師は精神分析とカウンセリングという手法をつかって、だんだんとその「気づき」をうながし、「向かい合う助け」をして、「なおして」いきます。これまで数多くの患者さんが「なおっていく」秘密を本書にまとめました。
単なる「症例の物語集」ではなく、解説書でもない。心の病の家族の「役に立つリアルストーリー」として書きました。医学的裏付けも、精神分析の歴史的な背景も学べます。「家族医」というタイトルは、家族をなおす医師という意味で私が造語しましたが、本書を一読していただいた、ご家族に不登校の子がいる方から、こう伝えられました。
「家族で治療することの大切さを感じました」
家族もまた医師なのです。家族が元ですから、変えられるのも結局は家族なのです。そこに気づければすでに一歩を踏み出せています。ところがそうできない家族もいっぱいあります。
先週土曜日(6月9日)、新幹線でいたましい殺傷事件がありました。刃物を乗客に振るった容疑者は、伝えられるところでは父母と折り合いが悪く、不登校になり、生活困窮者の支援施設で暮らした。その後、祖母に養子に出されたそうです。これだけの情報で犯罪の原因を断定することはできませんが、彼は父母に愛されていなかったように思えます。それが心の底にあったのではないでしょうか。こういうことが起きないようにしたいというのが、小松医師を始め、患者さんご家族、患者さんご自身の願いです。
6月23日日経、24日読売、7月2日朝日の全国紙にも広告が掲載されます。6月20日から書店に並びます。Amazonでも予約を開始しました。詳細はこちらに。
また、私の知人や関係者には、今週から著者購入分を配布させていただきます。手持ち数は限られていますが、心の病をもつご家族がいらっしゃる方、ご本人様には数が許す限りお配りいたします。Facebookや電子メールでご連絡ください。
やりましたね!郷さん!この日をずっと待っていました!
郷さんなら、きっとやってくれると思っていました!
絶対に買います!読みます!すごく楽しみ!
ありがとうございます。ようやくひとつ、書けました。子育てに悩む母への気づきをうながし、ゆらゆらする人生を歩く人には生き直しのヒントになってほしい。そう思いながら小松先生の診療や家族の格闘を書きました。僕自身も悩み、変わろうとしてきました。母のことを何度も何度も考えました。少しずつ楽になってきました。そのプロセスをしてくださる読者が一人でも増えればと思います。
Congreatlation, what a greart achivement you have done.
So excite and happy for you and all the best for the upcoming book release.
Take care:)
Thanks your comment. In two to three days the book will be available at book stores. I hope someone who has mentally disorder will be lightened by reading this book. An old singer said, “Everybody Needs Somebody to Love”. This is true. Thanks.