ぼくの副業は御朱印帳キット販売という小規模事業である。
数日前、御朱印帳キットの特注の問い合わせがあった。特別サイズに奉書紙(和紙の一種)を断裁してほしい、通常は240ミリX180ミリのサイズの和紙を小ぶりにしてくれ、量はせいぜい10冊分、250枚くらいだ。あいよ!と引き受けらればいいが、そうはゆかない。
むつかしい理由は第一にぼくが自分で加工をしていないことだ。キット化は職人に依頼している。職人は元製本屋だが断裁機や折り機は別業者のものを拝借している。ゆえに小回りがきかない事情がある。
第二に仕入れには一定の投資がいる。最低ロット500枚(前金)で80冊分できる。とても10冊だけのために発注できない。紙を仕入れ保管の場所もなく、紙は在庫すれば傷む。
作業的にも仕入れ的にもオンデマンド受注はむつかしい。従ってせっかくの問い合わせだが断った形になった。
しかしちょっと待てよ、と考え直した。
ぼくは〝御朱印帳のセレクトショップ〟という新コンセプトを打ち出して、業界にさざ波?を立てた(つもり)。「ページ数やサイズでわがままがきく」というのがイイと考えた。手作りをする人は、何ごとも工夫したい。小ロット対応できる、そういうサービスがあればウケると思う。
しかし投資する時間もお金もない、ダカラしょせん副業である。本業でやれないならやるな、いやいや趣味でいいからやってみなはれ、御朱印帳に限らず紙の商品開発もできるだろうという囁きもあり、突破口がどこかにないかとしばし考えている。できなくはなさそうなのだが、まあ真夏の夜の夢なのさ…サアともかく本業の原稿を書こう。
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