許す、聴す、容す、赦す。

近所のスーパーで20%引きのシールをレジ係が見落として、正価で精算されたときは「絶対許せん」と思った。しばらくそのスーパーを迂回したがやがて忘れた。死球を投じたピッチャーでも乱闘すればスッとして許せるものだろう。

一番許せないのが家族である。

三人姉妹で姉同士が仲が悪く、直接話せないので末っ子が通訳をするという人もいた。財産分割をあれこれいちゃもんをつけてしなかった兄と絶交した人もいた。家族は許せないとなるとそうかんたんには許せないものだ。血を分けているからだろうか。

ただ、人を許せないと心は怒りだけに染まるわけではない。許せない苦しみにも満たされるものだ。相手が年老いた父や母であれば、やがて死んでゆく。それまでに許せるかどうか。

どうしたら人を許せるのか、漢字から考えてみた。

「聴す(ゆるす)」とも書くのを知っているだろうか。話しを聞けないから許せない。だから「聞いて許す」ということだろう。

「容す(ゆるす)」とも書けるようだ。「受け容れて許す」という意味だろう。だが相手と交わるのもいやで、心の中に入ってきてほしくないなら、むつかしい。
「緩す」とは書かないだろうが、自分にも相手にも「ゆるくなる」のは許すに通じる。わざと言い間違えて「揺らす」はどうだろう。「自分を揺らし、相手を揺らして」堅くなった憎しみの土台を壊す。壊さなくてもいい。力を入れずにユルユルとしていると土台もゆるくなるのではないか。

もちろん「赦す」という字がある。それは罪を赦すという意味である。どちらの罪だろうか。あなたのでもあり私のでもあると双方から言い合えれば、許し合えそうなのだが。

ゆるすには色々なアプローチがある。だが許そうとするだけでは、どうも許す決定打にならない。本当に許せる勇気が出るかわからない。ではどうするか。それは「許すの上のことをすればいい」。わからないって?まぁ一晩考えてみてください(^^)

今日もあまり遊ばなくてご機嫌ナナメだった…許せ(^^;

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