ねこごころ

ピノ子も背負っているのかな心の傷を。

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今夜もご飯後に吐いた。それも〝チュール〟を食べただけなのに…。猫飼いなら皆知っているチュールは「他はダメでもこれだけは食べる」というお八つである。昨日も半ばいやいや食べていた。でも吐かなかった。おとついは若鶏のパウチで吐いた。それも少し温めてあげて匂いがぷぅーんとように、気をつかっているのに…(^^;

缶詰もパウチも、よく出回っているものはほぼ全滅。カリカリもコンボしか食べない。コンボは中くらいの値段だけど、それより高いのをあげても食べない。猫飼いの先輩にこぼしたら…

「野良だった数週間に何かへんなもの食べたのかな」
「変なって?」
「アルミホイルとか」

いや…それはないと思うし、あってほしくない。ひとつ思うことがある。仕事でかまってあげられない時間が長いと変な鳴き声を出す。

みゃっみゃっみゃっ…

さみしそうな声が台所から聞こえてくる。あるいはずっと出窓から外を見ている時もある。見下ろす方角は元の住まいのアパート1階。そこの住人がいなくなって放されたのがこの猫である。捨てられた記憶が心に残っているのだと思う。

親から捨てられた子の心の傷は決して癒えない。蒸発や離婚で心の不調になる。ましてコインロッカーベイビィは統合失調になりやすい。猫だって同じだ。「猫が公園に捨てられていた」と言うのが、「赤ちゃんがコインロッカーに放置されていた」というよりも軽く扱われるとすれば、違う。命あるもの、つらさは同じである。

だからさみしそうな声で鳴いたり、遊んで遊んでと執拗に言うのかもしれない。「好きだよ、綺麗だね、ずっと一緒にいようね」と言って抱きしめてあげる。段ボールの箱に入れてグルグル、グラグラ、スクワットもしてあげる。思いのほか重い…^^; 

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良いもの食べて毛並みがツヤツヤしていれば、心もツヤツヤしてくるから。

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