敬愛する元同僚のまるこさんがミクシィに「iPhone4買った」と書き込みがあった。
それを見逃さなかったぼくはTwitterで「買ったのね」と直撃すると、彼女から「タッチパネルを愛撫してると、ジブリの御大が揶揄した言葉が思い出されます(笑)」ときたので、「ボクのiPhone3Gは、あまりに鈍いのでちっともキモチよくない」と返してやった。ぼくのはまるでiPhone EDなのだ。
でも、なでまわしたいキモチもわかる。そういうエンジニアリングをジョブスは計算してるからね。そこで今日は、もっとナデまわしたくなる“オリジナルケース”をちょっと。
【網とふくらみのiPhoneケース】
手で編んだように見えますが、工業製品です。
金型では実現できない複雑な形状を(比較的)安価に実現できるので、今後様々な機種用に面白いデザインのケースを作ってみようと思います。引用元
この網はなんだかキモチがいい。なんでかわからないけれど、網って良い感じ。手作りぽいけれどプロダクションというところもハハン。
日本には古来いろいろな網目模様がある。籠や切り子、漆細工や陶磁器など・・・。昔から伝わる紋様を、CADやプロトタイピングマシンに投入して、オリジナルデザインをオーダーなんて良いですよね。この試作を作ったビザビさんのサイトにも「オーダー可能」と書かれてるからやってほしい。
iPhoneケースでこういう“盛り上がり”もできるそうだ。ちょっとグロですね(笑)。ボク的には、愛撫とくればやっぱり「天狗」でしょうか(笑)。
もうひとつアイデアは、梱包材のビニールのプチプチってあるじゃないですか。あれみたいに柔らか突起があって、押して遊べると手持ち無沙汰にならないかな。
余談ですが、ビザビさんのサイトに『フエキ君 ぷにぷにマスコットストラップ』あり。これ売り切れが残念。
【プロダクトオーダーの時代】
iPhoneケースのオーダー受け付けサービスも増えてきた。たとえば『2000円でオリジナルiPhoneケースを作れるiPhoneケース.jp』というサービスでは、自分で描いたデザインを入稿もできる。パターンから選ぶこともできる。
また『ソフトバンクBB、iPhoneケースデザインを募集、優秀作は製品化も』という記事もあった。
都道府県をモチーフとした日本の美しさ、都道府県らしさをテーマにしたiPhoneケースデザインコンテスト。プロ・アマチュアを問わず広く募集する。引用元
優秀作は商品化もあり賞金もあり。テーマは“日本47美色”、ゆかりのある都道府県のもつイメージをiPhoneケースにどう描くか。
【モノを買うよりも語りたい】
欲しいモノが何にも無い時代の突破口のひとつは「オンデマンド少量プロダクトづくり」。あなただけのモノ、ひとつしかないモノ、でもそんなには高くないモノ。手づくりはちょっと、大量生産品もいや。手づくりと工業プロダクトの真ん中のもの、プロダクトをオーダーしたい。
四半世紀前、未来学者アルビン・トフラーは“プロシューマー”という造語(生産者と消費者の合体=欲しいものを消費者が働きかける人)を作ったが、まさにその時代がきた。モノは要らない消費者の心の底にあるのは、作り手と語り合いたいという欲望なのである。
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