なにがGreatって「ローリング・ストーンズが新曲「Living In A Ghost Town」で60年代から2020年代まで7つの年代で全米チャート入りを達成」iTunesでも20ケ国でトップだとか。

ものすごいねこりゃ。こんな良い曲がまだ来るとは思っていなかった。2000年以降のシングルカットで思い出すのは「Don’t Stop」だが、それよりもノリがいいしハモれるしハーモニカもある。大阪の風景もワンダフル。
この曲は次のアルバムの一曲らしいが、キース•リチャーズはそのアルバムのことを「It’s boring(退屈だね)」とのたまっていた。そこでこのコロナだ。やる気を出したらしい。
長い話を短く説明しよう。この曲は1年以上前にLAでレコーディングしていた。以前から作業しているニュー・アルバムに入る予定の曲だった。そしてこの事態になって、ミックと、あの曲を早急に仕上げて出そうということになった。そういうことで“Living In a Ghost Town”をリリースすることになった。みんな、気をつけてくれよ!(キース・リチャーズ)
まさかこのパンデミックを予想してたのか?
ずっと昔の話で恐縮だが、1960年代に出した代表曲「悪魔を憐む歌」の歌詞には「だれがケネディズを殺したのか?結局おまえとおれだよ」というくだりがある。当時すでにジョン•F•ケネディは暗殺されていたが、ロバート•ケネディは死んでいなかったので、ストーンズは死を予期していたといわれたものだ。
コロナウイルス撃退のイベント「One World」では「無情の世界」をやっていたが、Twitterで「パッパがストーンズの大ファンなので」ストリーミングを録画したという娘と交流した。こんどのこの「Ghost」の曲では、youtubeにこういう書き込みがあった。
My dad was a huge Stones fan, this is the first song he didn’t get to hear. RIP dad. I miss you everyday. Thank you(ものすごいストーンズファンのパパが聴けなかった最初の曲なの。安らかにねパパ。毎日想ってる。ありがと)
ぼくはすかさずこの娘に「Sad, Sad, Sad…」とメッセージを入れた。
これからやってくる大不況では、まちがいなくぼくはGhostになると思っているので、遺書代わりの作文を日々している。だんだん物語らしくなってきた。もうひとつ、忘れかけた英語力で、ある本を訳そうと思う。ただ訳すのではなくていろいろ付け加えて読み物にするんだが。
どうやら5月31日までは確実に自粛だ。マスクしている幽霊が歩くゴーストタウンを散歩しつつ作文に打ち込む。Living Dead、上等じゃないか!
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