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“ことばを創る仕事”をお受けします-エッセイ・ビジネスライティング・クリエイターインタビュー 01/01/2010

Posted by cotoba in ことば.
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パーフェクペリオって効きますか? 03/09/2010

Posted by cotoba in ヘルスケア.
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今日は久々に鼻炎でした。朝方からちょっとキツいな、と思いつつがんばって、今週掲載の原稿をビジネスメディア誠さんに入稿。一息ついたらクシャん!、またクシャん!今年は花粉飛来が少なく、またある自己免疫療法でここまで薬なし・マスク無しでやってきたのに、クシャん!夜になってようやく収まった。薬に頼らない自己治療、まだがんばるぞ。

わたしのもうひとつの持病は歯周病。画期的な無痛治療が最近話題。『バーフェクトペリオ

【cotobaのペダル48. パーフェクペリオって効きますか?】

パーフェクトペリオシステムは人体内に備わっている自己の免疫細胞の殺菌成分を高純度活性化した「パーフェクトペリオ」を用いて歯周病原菌を瞬時に殺菌し、過剰な免疫反応をリセットする最先端の免疫療法です。引用元

歯科医で野口デンタルクリニック院長で、かつパーフェクトペリオ株式会社(栃木県小山市)の野口宗則CEOの開発による“人体内に備わっている自己の免疫細胞の殺菌成分を高純度活性化した液”を用いて、歯周病原菌を殺菌し、患者の免疫反応を自然にして歯周病を退治する療法。

goethe』や『マイコミジャーナル』の記事によれば、野口医師は歯科医を開業したものの、治療が治療にならず患者を増やすことに疑問をもち、歯周病菌に着目した。日本の人口の4割から6割くらいの人が持つ歯周病菌は“感染症”である。歯茎の溝にこびりついた歯周病菌は擦っても落ちない。殺菌すればいいじゃないかと気づき、次亜塩素酸に着目。“漂白剤”成分の次亜塩素酸はそのままでは使えない。高濃度でかつ、人体に影響がないとされるレベルのものを作るまで苦節6年。ブレイクスルーは“ドライアイス活用”だったそうだ。2005年に完成、東京医科歯科大学大学院の田上順次教授の支援も得て広まり、2009年に特許取得。現在200に及ぶ歯科医が導入し、同医院は予約いっぱい、液の販売も日々出荷が定数に達するという人気振り。


【すごく好感はもてます】
同クリニックの紹介情報や情報開示はよし。各治癒の内容と料金を明記し、プロセスは全体で3ステップあり。図の引用元は認定のヨシタケ歯科診療室


重症者は三回は最低かかるわけですが、パーフェクトペリオは初年度に10〜15万円になる。自由診療なら当たりまえなのでしょうが。。。高い。免疫反応を高める=活性化プロセス。でも症状が出たかどうか、クシャミが止まらない鼻炎ならクシャミでわかるけれど、口腔内はブラックボックス。あんがい分かりにくい。しかも殺菌はいつもしなくてはならない。ほんとうに虫歯にならないのか?う〜ん、という感じもあり。


【高安だけでなく、エビデンスが欲しい】
わたしは過去数年、ずっと歯周病である。それを心配した盟友Tomoyonさんは“クマザサ原液”を買ってくれた。それ以来殺菌・免疫反応の正常化につとめ、日々笹の希釈液歯磨きをする(そろそろ買わなきゃ)。100%歯周病が治ったかどうかわかりませんが、悪くはなっていないような(投資は安い=1900円で1〜2年)。実兄は“電動歯ブラシ”を使って退治したと言うし、相棒cherryさんも最近電動歯ブラシにしたそうです。それも年間数千円。

それが10万円以上と言われるとちと高い。果たして効くのか?客観判断もないし不安。予防なら即効性というより体質改善だから、フォローにも時間がかかる。

そこで試した人の“エビデンス”を積み上げてはどうか。たとえば保健所による自由診療者の追跡調査・統計蓄積はできませんか。どういう体質やケースで効くか効かないか、“自由診療の予防効能診断”なるものがあれば、消費者も自己責任でかかれる。もしも効くなら健保組合も結果的に助かるしね。

ジーンズは奥深い 03/08/2010

Posted by cotoba in ファッション, リビング・ホビー.
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去ること2週間ほど前、不覚にもユニクロのジーンズを買って“しまった”。ナニが不覚で、ナニが「しまった感」をもたらせたか。「大量生産てイヤだし、個性ボツはイヤ」とことあるごとに書いたから。ユニクロジーンズは始めてだけど、まあ人の信念なんてそんなものさ。

新ジーンズ・ブランド『UJ』は同社のジーンズ攻勢の先駆けで3,990円・2,990円・1,990円の3プライス・複数デザインを野心的に展開。そのうち3,990円のスーパースリムを(裾切らずにエヘン)買った。スリムは自転車に乗るのも都合がいいの。

【cotobaのペダル47.ジーンズは奥深い】
最近HOTなジーンズを2つ挙げよう。まず『WTFJeans』である。


これはiPhoneやiPod touchに対応したジーンズ。入れやすく出しやすく、というポケットが前面についている。それも“保護ケースなんか不要”とうたう。ポッケに入れておくだけで安全かつ磨いてもくれるという一石二鳥。左脚には隠されたUSBメモリーポケットあり。マタぐりには“特別保護層”あり。う〜んこれは自転車乗りにもぴったりだ。欲しい!


と思いきや、Sold-out売り切れごめんなさい。とあたしが謝ることじゃないけど、79ユーロで売り出しであっと言う間だった。「安くないと売れない」のでしょうか?買い逃した人は次の発売をねらおう。次は8月発売、9月に出荷予定(らしい)。

ちなみにWTFとは“wear them ftw”の略でftwとは(ちと不確実ですが)“for the win”らしい。

【Fenomも売れて】

プレミアム・ストリートファッションに向けて発信する、既存のLevi’sとは一線を画したコンセプチャルなスペシャルライン。引用元
Levi’sの『Fenom』はPhenomenon(びっくら)のちょい短語(だと思う)、伝統と新奇の融合ブランドである。先頃『320 Regular Line』が追加でオンライン発売され、これも即日ぽい勢いで完売。21,000円。

完売は限定品かつテイストの良さゆえでしょう。側面のiPod入れのようなポッケもあるしね。

【ジーンズを履くパターン】
ジーンズ、幾つでも履く人あり、もう履かないも人あり、そんなの忘れたい人もいる。青春のファッションなのか、永遠のファッションなのか。ジーンズとは万能でもあり限定敵でもある。履くパタ—ン、いくつもあるのだ。

ロー(腰パン):ローな生き方、本来背負って生きるべきことを、すべて腰におとしている感じ。大丈夫だろうか。
シルエット:遠くからは細くて長くて美しい女。近くで見ると魔法が解けて「あれれ日本人」みたいな。
ストリート:幾つになってもボロや脱色にこだわのね。
ストレート:幾つになってもまっすぐなんですね。
パジャマそんなジ—ンズもあるんですよ


【奥深い。】

わたしは自由業を選び、スーツをたたみ(時々着るよ)ジーンズを選んだ。

昔の友人は、まだジーンズを(はいて)いるのだろうか?
まだジーンズを(はける)のだろうか?
まだジーンズ(なんか)はいているのかよ、と言うのだろうか?


ジーンズとは人生を表し、生き方を示し、心を決める。なんて奥深いファッションなのか。

kyoko hashimotoのアクセ造形の素晴らしさよ。 03/07/2010

Posted by cotoba in アート・デザイン, ファッション.
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女に生まれりゃよかった。と、思う時がある。
そのいち。男にねだれる☆。ねだってみたいのさ、男だって。
そのに。幸せにも不幸せにも身をゆだねる運命のスリル感☆。
そのさん。自由なファッションに身をやつせる☆。志茂田景樹氏にはなれんけどね。

【cotobaのペダル46.kyoko hashimotoのアクセ造形の素晴らしさよ。】
せっかく会社員辞めたので、もっともっとおかしな格好で仕事したい。でもスーツも余ってるし、ゴスロリ・ファッションの自作メッカの池袋キンカ堂も潰れたし、なにせ収入不安低の身なのでガマンしてます。長期的には、あのRossana Orlandi/ロッサーナ・オルランディ女史を見習って、スタイルジジイなるぞ。いえぇい。

と変態ジジイ文(すみません)を書かせたきっかけは『kyoko hashimoto』。designboomで見た瞬間マウスが凍っちまった。オーラで揺らめいた。アート・アクセぶりにぶっとんだ。この造形・素材感・立体感、いいですね。

bumblebee black』『bumblebee white』。ペンダントにして蜂が中にいる。蜂がとまる造形、蜂の巣イメージの切れ味・凹凸・巣のカタチ。キャワイイというファッションでは語れない存在感がある。

【アヴァンギャルド、美敵感覚】
アクセ標準をかきみだす造形処理を見よ。かわいくてアヴァンギャルドじゃないか。


なんだろう、このアクセサリーの造形の、モダンでオールドな雰囲気。重くない重たさ、積層主義が媚びない立体主義、自然法則にのっとった幾何学模様。キワドいのに、なぜか服にもなじむアクセのデザイン処理。アドベンチャラスな違和感がしっくり溶け込む。


こんなトラッドな柄のワンピにも馴染むことにびっくり。


まだプロトタイプというが、この“美敵感覚”を見よ。玉突きのコツンと突いてみたい衝動にかられてしまいます。

9ボールでなく6ボールですが、女性の胸の柔らかさをイメージさせるボールたち。柔らかそう、でもだれに対しても柔らかくないわよ。そんな“胸のウチ”を“ラック”(ビリヤードで三角形のボールを置く道具)にぎゅっと。オナゴの奥心を造形表現するすばらしさよ。

【ハンド&レーザー加工から】
kyoko hashimotoさんの“キレる積層表現”、素材はアクリルがメイン。kyokoさんがハンドクラフトで原型をつくり、モノによって一緒に活動するGuyさんがレーザー加工で製作・処理するコンビネーション。


存在感がデカイから、服にアクセじゃなくて、アクセから服をコーディネイトしたくなる。そうさアクセサリーなんてしきたりなんてない。いつか『Dolly Pendant』でメンズのブレスレット版を作ってほしいな。

Twitter より Posterous がいい。 03/06/2010

Posted by cotoba in ことば, ウェブビジネス.
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年齢の割には新しいモノ・コトに触れたがるわたし。でも年をふるごとに、自分の信念(みたいなもの)がコツコツ岩になるのも感じて、ほぐさないと。でブログをしたり、ブログタイトルをあっさり変えたり、勤めも辞め会社をつくり、身軽にゆきたいなと。

ですが、Twitterには惹かれなかった。


tokyo_anayoさん、ツィットしちょるなあ。

【cotobaのペダル45.Twitter より Posterous がいい。】

なぜTwitterをしなかったか。ものぐさゆえがひとつ。誰かをいつもフォローするのは面倒。それにフォローされるのも偉い人やセレブなり、みんな注目する人なら別。自分のつぶやきなんて恥ずかしい

理由みっつ目は「わたしはことば」。ことばの品質にこだわりたい。丹精こめた短いことばとツブヤキは別だと思う。140字なら、むしろもっと短く詩か俳句をつくりたい

Twitter を「古池や蛙飛び込む水の音」の英訳例になぞらえたら;

Putting down 140 words,
A bloger jumps in,
The sound of なう spreading


なんて、ふざけたけど原文の英訳はこちら。

An old pond!
A frog jumps in-
The sound of water


短くなら短く、つぶやきではなく、しっかりと気持ちを伝えたい、と思う。

【Posterousを始めました】
とはいえ、時の流れには逆らえないのでTwitt始めたのですが、やっぱりね、何じゃこれでした(笑)。調査でも1割以下の利用率に留まる調査という裏付けもあるでしょ。違和感はわたしだけじゃない。(引用元


代わりと言ってはナニですが、急成長サービス『Posterous』の方がいい。メールでブログをお手軽に投稿できる米国のベンチャーサービス。メールを送ってブログが自動更新されるサービスで、メールに画像添付し、手紙=ブログの文章としてブログを自動でつくってくれる

http://cotobike.posterous.com/

始めてみました。画像ひとつ、文章数行で自動編集してくれるんです。こまかいあれこれはできないけれど、たとえば10個の画像を添付したら、サムネールを自動生成してくれるという細かさもある。それにも増してTwitterへの自動投稿ができるのです!(やった)Posterousへの投稿=自動ポスト機能があって、TwitterだけでなくFlickr、WordPressやbloggerなどへの投稿も“自動”。なんて便利なのか。次は管理画面。


サンフランシスコベースの同社、たった4名でユニークビジター数1200万、ページビューは2500万(月ベース)をきりもり。急成長で最近投資も受け入れた。今年の後半にはAppleもしくはGoogleに買われているだろう。

Posterousの特徴を詩的にいえば;

広がつちまったWebサービスに
今日も小雪が降りかかる
散らばっちまったサイトも
今日からPosterousでひとつに


ちなみに中原中也の原文こちら。

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

長短巧拙、わたしも駄文ですが、どんな媒体であっても、ことばは詩だと思う。ことばへの礼を忘れずにいたい。

ひと主体の商品化発想 03/05/2010

Posted by cotoba in ひと・ピープル, マーケティング, 文具.
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ここ数年、複数の仕事を掛け持ちしている。ライター、コンサルタント、そしてクリエイティブ事業家。仕事の切替えはたいへんでしょう、と誰も慰めてくれないで自問自答すると、あんがいそうでもない。なぜならたいてい今日はコンサル、明日はライターなど決めているから。午前と午後で分けることもあるけど。

むしろ間違いやすいのが“荷物”ですよ。ノートの持ち忘れ、データの置き忘れなどたびたびある。そんなときに良さそうなのがサンワサプライから新発売の『ガジェットバッグ』。あれこれ用品やパーツを面ファスナーで付け替えできるのだ。

【cotobaのペダル44.ひと主体の商品化発想】

●9種類のガジェット用ポーチをパソコンバッグに貼り付けて自由にカスタマイズできます。●パソコン向け周辺機器を収納できるガジェット用ポーチ付属のキャリングバッグです。ポーチはサイズ豊富でマウス、デジカメ、音楽プレーヤー、iPhone、iPodなどの小物を収納可能です。●ガジェットポーチは面ファスナー式で取り外しが可能です。利用シーンに合わせて選択できます。引用元

15インチ・ノートPCを収納するキャリングバッグに、付属グッズ収納ポーチをポコポコ付けられるのだ。中身はデジモノじゃなくて化粧ポーチもよし、折り畳み傘入れもいい。「ここまでやるのか」がストラップ取り付け可能なポケットケース。


デザインの好き嫌いはあろうが、あっぱれの発想商品。9,800円という価格も実にがんばっている。久々ヒットじゃないでしょうかサンワサプライさん。

【ナカバヤシのスイング】
サンワサプライのガジェットバッグは持ち物の“組み合わせ”発想。文具のナカバヤシの『スイング・ロジカルノート』は“はさみこむ”の実用発想がすばらしい。

切符やカード、レシートにメモなど、こまごまとしたものもなくさずに一緒に持ち運びでき、移動する先々でノート記入ができます。カバーには、ファスナーポケットが1箇所と大きさの違うポケットが3箇所、筆記具を携帯できるペンホルダーも付いています。これ1冊で移動授業や打合せなどに、便利に使えます。引用元


みなさん、ノートに何でも挟んだり入れこむクセ、ありませんか。次の画像はわたしのふたつのナマノートでして、トコロカマワズ挟みこむクセあり。ノート膨らみ挟みこみ散逸す。ノートかスクラップか判然せず。となりがちなのである。480円(税込504円)〜1,100円(税込1,155円)。


フォトクラフト作家のmiwaさんの『オリジナルノート作り』ワークショップに参加したことがある。「自由にノートを創りましょう!」がテーマ。書き込みの白紙ページだけでなく、異サイズ用紙や封筒や写真など好きにセットして、ひとつのノートに仕立てる。自由さが楽しい。

【仕草や習慣の根っこにこそヒントあり】
日本のフツーのノートは「書く=学習=整理」テーゼに呪縛され過ぎている。ノートをリラックスさせてあげるといろいろ発想が広がる。バッグもさまざまなモノを詰め込みすぎている。モノを随時必要なものだけにスイッチさせてあげると(重いバッグで)肩こりも減る。

ふたつの新製品に共通すること=「誰でもやっていること」への気づき。誰もが100円ショップのケースでモノを小分けしてバッグ移動する。誰もがノートに配布書類を挟む。人の自然な動作や行動から、自然に商品化した。その気づきこそマーケティングや商品開発の根幹でしょう。

ようやくわかったニャー 03/04/2010

Posted by cotoba in PC・携帯・テクノロジー, utte, リビング・ホビー.
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今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリード、そして時代の変化に呑まれるものたちへのレクイエム(鎮魂歌)である。

郷好文の“うふふ”マーケティング:電子化は雑誌の“救世主”になるのか?
出版不況が深刻化している昨今。電子化の波に乗ろうと、各社が雑誌のデジタル配信に取り組んではいるが、成功しているところがあるとは言いがたい。雑誌が生き残るためにはどうすればいいのか? その条件を考えてみた。続きは本誌で。

書店1万5,000店、コンビ二23万店の流通網でも50%が返本なのが雑誌。2010年1月12日にニワンゴが実施した『雑誌について』アンケートでは、1ヶ月に一冊も買わない人は38%にのぼった。かく言うわたしも『ロードショー』『文芸春秋』『エスクワイア』『Rockin’ on』『クロスビート』『NHKビジネス英語』、果てや“週刊美術百科”ごときものまで買った。それが今はほぼゼロ。雑誌出版苦境の原因の数億分の一はわたしだ。ごめんなさい。

光はある。ニワンゴのアンケートでも「雑誌の記事とネットの記事を比べてコンテンツの質はどちらが高いか」という設問には「雑誌の方が高いと思う」が4割弱の答え。ネットの方が高いと答える人は約2割でした。

またビデオリサーチは、雑誌媒体調査の『MAGASCENE』に、3月から『KARTE』調査項目を追加して、雑誌力評価に“”の調査を追加した。中身を問う機運ありなのです。印刷文がんばれ。

【キンカ堂レクイエム・アゲイン】

さて、今一度キンカ堂を語りたい。先日このブログで語ったら、盟友内田編集長(作品社)から1通のFAXが届いた。

東京新聞の記事のコピー。倒産でシャッターを下ろした池袋のキンカ堂に、続々とメッセージが貼られているという。「手づくりの楽しさはこの店から」「祖母の代からずっとお世話になりました」と閉店を惜しみ、感謝をする手紙があとを絶たないという。なんて、なんて素晴しいことじゃないですか。わたしもまったく同じ想いです。

ああいう田舎くさくて落ち着けて伸び伸びできる店、他に思いつかない。今先端の店、みんな“コンセプト”だらけ、“効率”でいっぱい、“便利”オンパレード。もういいよそんなの。その象徴であるイオンSCはすでに国内で売れないので、中国に出店する。それは正しい。美国型SCフォーマットは、成長国・成長市場のアイコンである。

日本は伝統や美的や手づくりに価値を認める成熟市場になりつつあるけど、残念なことに、キンカ堂はもたなかった。雑誌も同じ状況で、もうちょっと踏ん張れば状況はガラリと変わると思うのですが。

【柳森神社の猫】

わたしが関わるutteという事業では“ここにしかない・わたしだけの・クリエイターが創る作品”を扱います。その想いが届くまでがんばれるか倒れるか。がんばりたくて、柳森神社にほぼ日でお参りしてます。

先日のことです。パンパンとお祈りしたあと出社しようとすると、神社に棲む猫がツツツと神棚に上ったんです。そしてわたしを向いて「よかろう」と言いました。ええ!と思って、つい写真を撮ったんです。その画像を80余の老母に送るとすぐに返信がありました。

「ようやくわかったニャー」

低ギャグごめん(笑)。でもがんばれ、という猫のことばと思ってしかと受けとめました。がんばるにゃー。

ブリヂストンHELMZにマーケティングのSTPを学ぶ 03/03/2010

Posted by cotoba in マーケティング, 自転車/バイク.
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三寒四温といいますが、今日は微妙な天気でした。「オーバーと半袖セグメントが混在する過渡期ですね」「そう温寒のポジショニングがむつかしいですよ」「お天道様は“こいつを温めよう”とか“冷やしてやろう”というターゲティングしてるのでしょうか」、なんてまあ微妙な温暖でした。

マーケティング教科書にはSTP(セグメント・ターゲット・ポジション)というのがあります。お客を分け、ターゲットを絞り、差別化する。商品開発・販促の王道。「STPをブリヂストンの新製品から学ぼう」というのが今日の話。


新発売のスタイリッシュな新ジャンル自転車『HELMZ』。

【cotobaのペダル43.ブリヂストンHELMZにマーケティングのSTPを学ぶ】
「HELMZ」はブリヂストンサイクルの60周年記念商品の第4弾にあたり、ストリート(街乗り)ライダーをターゲットにしたSpeed Cruiser(スピードクルーザー)という新ジャンルの自転車です。今後両社にて「FASHION + BICYCLE」を牽引していくことを目指します。引用元 同社プレスリリース


スタイリッシュ。かぁっっこいい!スラントしたフレームフォルム、まるで人間の足のかたちや膝関節をイメージさせる異型断面のフレーム、アクセントの効いたホイール、ピンと張られるケーブルの締まりぐあい。欲しいです。


“スピードクルーザー”というネーミング、アパレルブランド「nari/furi」とのコラボレーション、鮮烈なストリートイメージをかもしだす。この商品は60周年記念とはいえ、かなり気合いが入っている。この自転車をプレスリリースとHPの情報のみからSTPを語りたい。

【セグメンテーション】
マーケティングでいうセグメンテーションとは“顧客の細分化”。何らかの基準で顧客を分けること。この自転車のセグメンテーションは明快だ。


山から生まれたマウンテンバイクでも、サーキットから生まれたロードバイクでも、その中間のクロスバイクでも、シンプルなおしゃれさ重視のピストバイクでもない −−−−−− ストリート(街)から生まれた「スピードクルーザー」という新たなジャンルの提唱を行なっていきます。引用元 同

ストリートって歩道のことですか?(笑)というツッコミは抜きにして、マウンテン・ロード・クロス・ピストという既存商品軸でセグメントして、新セグメントを発見できるだろうか?NOである既存商品軸からのセグメントでは、新発見はない。野山・幹線道路・脇道・裏道・坂道など“走る場の軸”と“走り方の軸”を作らないかぎり、“悠々クルーズ”というセグメントは発見できない

【ターゲティング】
具体的なターゲットは誰なのだろうか? 商品的には「男性、身長170cm以上」とだけ表現されている(フレームの対応身長)。ターゲティングは走行場所、移動目的、走行距離、そしてファッションのようだ後輪のみリア変速機“thumb shifter”と“バーハンドル”の採用は、走行距離が1日30km以下、都内居住のチャリ通勤か都内移動、カジュアルな仕事着で働く男性を想定している。


年齢、居住地、所得、職業などデモグラフィックから商品像はつくれない。自転車に限らず多くの商品で、そんなデモグラフィックはナンセンスである。具体的な走り方(つまり使いかた)の仮説からターゲットを創りたい。

【ポジショニング】
ポジショニングとは“他社製品とのちがい”である。『HELMZ』ではそれを“数値ではない感性と創造力”と言っている。

たぶんこういうことだ。街中で求められる敏捷さ、メリハリと安全性。曲がり方、信号での待ち方、そして走り出し方。猫が路地をひょいと横切るときのブレーキング。走行の本質をポジショニングしたのだろう製品の本質を比べるのが真のポジショニング表層的なスペックを比べても意味はない。

【最後にアドバイス】
マーケティングの理論がすっとわかるようなお手軽本”をいくら読んでも、マーケティングはできない。考える枠組みは必要だけど、中身は自分で考えるしかない。あなたなりに執着して考えて考えて考えて、正しいか自分に問い続ける。それには教科書は閉じて自転車にまたがり現場を走ろう

これからはポタリング・グッズへ 03/02/2010

Posted by cotoba in 自転車/バイク.
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4ヶ月前のあの苦労は何だったのか?『カーナビを“チャリナビ”として使ってみた』という一編をビジネスメディア誠に書いたのは09年10月。SONYのカーナビ上級機種『NV-U75』を“チャリナビ”に仕立てて、肩から下げるストラップを自作して、チャリのナビってどうのだ?をエッセイした。そのSONYからバイク(言うまでもなく自転車のこと)にも適する『NV-U35』が発売されるのだ。

高性能なカーナビ機能に加え、ボディに防滴仕様を施し、自転車での使用に適したルートを案内する「自転車ナビ」や速度や距離、経過時間などの走行情報や消費カロリーを測定・表示するサイクルコンピューター機能を搭載したパーソナルナビゲーションシステム“nav−u”(ナブ・ユー)『NV-U35』を発売します。引用元

【cotobaのペダル42.これからはポタリング・グッズへ】
NV-U3Cの後継モデルで“自動車・自転車・徒歩”の3モード内蔵、防滴仕様である。NV-U35では気になったバッテリが弱い点も改善(案内が主に音声のみで操作時だけ画面が点灯するスーパースタミナモードを選択すれば最長約11時間)。ポタリング(バイクでぶらつくことです)志向、地元の美味や名所ハッカーなら検討する余地大でしょう。実売3万円台後半とのこと。

そう「ナビにはポタリングがよく似合う」のです。いろんな道路・移動目的パターンを走ってみればわかりますが、チャリ通勤者にはナビは不要。近所の買い物にもナビ不要。ではいつ必要か?近場の未知を探す、ロングライドの未知を輪破するときかな。この“マップ置き台グッズ”はその本質を突いている。


目的地を見やすく・正しく・タイムリーに伝える。グーグルマップのプリントアウトを置いて、雨模様ならカバーを被せる。原始的ですがあんがい使える。10ドルで販売中。

【パンを買いに並ぶ・買って運ぶ・写真を撮る】

ポタリングにはカメラは憑き物。エッセイの時にナビ付きのポタリングでドイツパンのお店『Zopf』に行った。行列のできるパン屋さんに初体験のわたし、バイクを自分の脇に起きつつ並んだ。するとー。

「向こうに駐車場がありますから、自転車を置いてください」と。
なんと!お客さま駐車場が30台以上!もあるパン屋さんなのだ。そんなときにはカメラマウント『GoPro』で行列を撮っておきたい。


そのお店にはパンの魔物が棲んでいて、店内一方通行であれもこれも欲しくさせる仕掛けあり。予定外に大量のパンを買うのは間違いなし。買いたくてもカゴのないバイクだと運搬に困る。


プラスティックバッグをメッセンジャーバッグに変身させてくれるストラップ、と言えばいいのでしょうか。伸ばして引っ掛けて、ほら後ろに。いいですね。エコバッグだって工夫すれば下げられます。『Yoke shopper bag』の詳細はこちらへ、12.99ドルで発売中。

またバイクのフレームに吊り下げるバッグはあるが『Woman’s Bike Bag』のように“スタイリッシュに上に乗せるバッグ”は無かった。


この良さは着脱が容易であり、バッグの存在がいつも見やすい、ということだろう。入れるものは多くないが近所への買い物なら、お財布とカード入れなどで十分。

【これからはポタリング・グッズへ】

過去10年くらいのバイクブームが“カタチや構造“、”フレームやギアの性能”、それらを実現するのための“用具やウエアやパーツ“であったとすれば、これからの10年は初期需要は一巡し、もっと成熟したバイクアクセ/ファッション/コンビニエンス市場ができるはずだ。島津やパナソニック、ブリヂストンなど大手を始め、そんな匂いの商品発売が相次いでいる。

乗り方も“サイクリングロードをスピード走行”から、“ゆったりチャリ通”や“まったりポタリング”な乗り方も広がる。メーカーも小売りも次はそこをねらってゆくしないでしょう。バイク乗りの懐はあんがい深い。商売はツッコんでいこう。

鋼鉄のベルクロの話 03/01/2010

Posted by cotoba in utte, リビング・ホビー.
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今日は固い話である。いや正確に言えば、“鋼鉄の話”である。

鋼鉄と言えば、去る1989年“鋼鉄の車輪”というアルバムを思い出す。ローリング・ストーンズ初来日(1990年)の前年に発売されたアルバムで、『スチールホイールズ/Steel Wheels』がそのタイトル。そのアルバムの録音の直前まで、メンバー間はいろいろあって一触即発、殴り合いの瓦解状態だった。それが「ロックするしかないぜ」と再結束、その想いを凝縮したタイトルである。「鋼鉄の車輪のごとくゆっくり、だがでっかく動き出すぜ」と。蛇足だが東京ドームの初来日コンサートは10公演だったが、わたしはそのうち5回をナマ目撃した。スートンズフェチの間では平均数値と言われる。

【cotobaのペダル41.鋼鉄のベルクロの話】

おっとテーマは車輪じゃなくて“鋼鉄のベルクロ”。この凄い発明が世界をどう変えるのか、昨年(09年)秋に発表されて以来、気になっている。


正確には「スプリング・スチール=ばね鋼」素材によるベルクロである。日本人にはベルクロ=マジックテープ(3Mの登録商標)がわかりやすい。付けては剥がしてまた剥がせる、生活の隅々まで行き渡っている素材の“鋼鉄版”である。違いはストーンズの鉄の結束のごとく、結束が強いことだ。7トン/m2という強さ、クルマも軽々移送できる


the device consists of hook tape and loop tape 0.2 mm thick. these fasteners are resistant to chemicals and can withstand a tensile load of up to 35 tonnes per square meter at temperatures as high as 800°C. 引用元)「デバイスは0.2mm厚のフックとループ形状でああり、800度の高温下で1m2あたり35トンの重さを結束することができる


バリバリっといいそうなフックとループで噛み合わせる。一般にはポリエステルのような繊維素材が当たりまえのベルクロ、鉄にすると用途も強さも異なるオドロキがありそう。

【metarlettの出来上がり】
the technische universitaet muenchen (TUM=ミュンヘン工科大学)の研究員Josef Mair氏が主導して開発した。さまざまな3Dモデルをつくり、ファスナーのあるべき形や要素をもとに、コンピュータで最適モデルを構築。もっともイケそうなモデルをプロトタイプとしてくりテストを繰り返した。

出来あがったのが『metaklett』=メタルとドイツ語のベルクロを合わせた造語。多様な用途が期待できそうな構造である。


・ネジや留め具で留める“付け外ししたい”モノ
・運搬上の結束、外しなど建設・製造現場の移送
・高温環境下の作業装置の調査、研究用途

そんな堅い用途を考えずとも小さい日用用途にも適用できそう。精密化・小型化ができれば、わたしたちの衣服やバッグにも現れる。腕時計のスチールバンドも鉄のベルクロでデザインが変わる。天井や壁面に付ける照明器具、洋服や帽子、果てや絵画を掛けるフックにもなりそうだ。

【ギャップを結束しよう】
コンサル業をやってつくづく思うのは“社員間・労使間の溝”。溝がゆえにやるべきこと、やりたいこと、指示すべきことにすれ違いが生じて会社がうまくゆかない。傍目から見れば高い壁じゃない。でもなぜか当事者同士では越えがたい。あれこれ手を替え、品を替えて「跳べ」と命令するのがコンサル業の主要な任務なのである。

身近な例ですが、もう何年も仕事で付き合うcherryさんとわたし、まだ溝はある。意地の張り合いというか譲り合いというか、前に進まないこともある。そこをフックとループの関係で結束できれば、鉄の結束になることはまちがいないのだ。

お互い強みも弱みもよくわかっているから、ほんの少しの溝埋めだけで、90年代〜2000年代のストーンズのように爆発できる。彼女と2人でやっているutteくらしの創作支援)の事業の車輪を、もうちょい高速回転できますよね。

林昆範氏 タイポグラフィ講演会 02/28/2010

Posted by cotoba in ことば.
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今日は雨・津波・晴れと目まぐるしい天候でした。起き抜けにコンサル業の下準備(トイレにこもってメモ書き)、家を後にして仕事場へ。コンサル業の続きを呻吟して「まだ5合目」と呟きつつ新宿に出ました。朗文堂さんから紹介されたタイポグラフィ学会の講演会がありまして。

雄壮な漢字書体の歴史を、彫刻系と書写系との大きな系統樹にまとめ、その概念と視覚印象を整理しながら、漢字書体開発のあらたなパラダイムを獲得しようとするものです。引用元 朗文堂News

【cotobaのペダル40.林昆範氏 タイポグラフィ講演会】
むつかしそうですが“株式会社ことば”という(なんとまあ)大それた名前を頂く会社の社長でもありますから、たまには向学しないと。台湾・中原大学助教授の林昆範(リン クンファン)氏の講演『宋朝体と明朝体―書写系と彫刻系書体の相剋』を聴講。

テーマにある“宋朝体成立”はおよそ800年前、そしてわたし達が親しむ明朝体は400年前。その間400年という壮大な年月に何が起きたのか?。


左が林教授

ことばを伝える文字、手書きから印刷への複製で書物として広まってきた。唐の時代に確立した印刷術が、宋朝時代(960-1279)になり、刊行物が“ページ”ごとに固定されるようになった。そこから“均一化と標準化”が始まり、“機能性と造形性のバランス”が取れている宋朝体は、伝達メディアとして広まり、明朝体の原点となった。

明朝(1368-1664)の中期に、民間出版業が盛んになり、書体を書く能書家と、木版に彫刻する刻字職人の分業が崩れ、ひとつになった。そのため文字造形が単純なタテとヨコ線の構成になり明朝体となった。漢字は横棒が多いので明朝体は“文字が扁平”したと林教授は指摘されていたが、明朝体も宋朝体の遺伝子が随所にあるという。

【伝統・正統・破壊】
ハッとしたのは演題の6つ目「書体の伝統と正統」で氏が語ったことば。

「台湾の若いグラフィックデザイナーと話したんですが、彼らが
文字を好き放題に変えてしまうのは学者から見るとおかしなことです。
自分が好きな書体を作るよりも、書体の遺伝子の中に可能性がある」

広告や書籍、ポスターやサインまでいろいろな創作書体がある。想いを伝えるために創作をするのだが、文字は偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)で成立しており、その形を故なく崩すのはどうか?という疑問。DNAを探ることも必要ではないかと氏は言った。

ある書家も同じことを言っていた。「デザイナーが文字の構造を知らずに創りこむのは、文化が崩れます

だが別の書道家は「インスピレーションで描くことは、文字のエネルギーを解き放つこと」と言った。伝統の書体からむしろ離れようとする。伝統と破壊の相克。どちらが正統かという問いかけもでもあり、どちらがぐっとくるかという問いかけでもある。今の創作文字氾濫社会にとっては悩ましい問題。

【行気があることば】

講演会の帰途、書店に寄った。陳列される表紙には“デザイン文字”が踊る。何気なく足を運んだビジネス書のコーナーで、一冊の本を手に取った。“フレッシュネスバーガー社長の現場的発想法 ”。フレッシュネスは好きな店なので。

立ち読みし何ページもめくり、座り読みした(書店にソファあり)。平明な文章がまっすぐささり、共感がたくさん沸く。異端のバーガー屋の気合いが充溢している。ふと林教授が話していたことばを思い出した。

「“行気”とは、文字に勢いがあり、動きがあることです」

栗原幹雄氏の本には“行気がある”と感じた。彼が伝えたいことが、すっと伝わってくる。伝統を守るにせよ新奇を加えるせよ、気合いがこもり人を動かすことこそ、文字の本質だと思う。5合目から進めなかったコンサル業の下準備にも幾つかのヒントをもらった。文字に勢い、仕事にも勢いをことばで。