森田健作よ、青春爆発予算を組め！

断っておくが、ぼくは不偏不党、政治的にはニュートラル。千葉都民というより“千葉幽民”である。そんなぼくが「あ〜ぁ…」と思うのが来週の千葉県知事選挙。

新聞報道によれば、現知事で再選を目指す“青春の巨匠”森田健作氏は「公約を実現した」と叫んでいる。子供医療費助成、東京湾アクアライン通行料の引き下げ、アクアラインマラソンなどである。

子供医療費助成は乳幼児から中学校3年生までの子供の医療費をゼロ（〜300円）にするもの。恩恵がある家庭はあっただろう。アクアライン通行料800円でも通行量は増加したし、マラソンも大会としては良かった。

とは言え、その政策は千葉県をどう盛り上げたのだろう？

総人口は減少している。アクアラインで300億円の経済波及効果というが、1兆4000億円かけた橋にしては小さいし、結局“通過車両”の増加でしょ？移動交番という制度もあった。おかげで交番はどこもカラになった。しかも彼の知事選公報を見ても、抽象的でパッとせん。防災、復旧、教育、治安安全…ウケそうな分野をまとめただけの感じ。

森田知事よ、青春の巨匠ならではの“元気な政策”を出せ！ぼくなら「青春爆発予算」を組むぜ。たとえば…

•若者よ大志を抱け！：起業コンテストや資金貸与、留学奨学金もgood。
•青春シティ構想：オール自然エネルギー実験タウン
•青春農村展開：県南部への就農支援、農業•園芸教育の推進
•青春ゲットバック：オトーサンに回春チケット（栄町風俗店の割引券^^）
•早瀬久美カップ：ヨットレースやサーフィン大会

早瀬久美って誰か知らねえって？森田健作主演青春ドラマ『おれは男だ！』のマドンナ役。高校生役のくせにマスカラがキツかった（笑）今でも可愛い。

タレントならではの盛り上げ効果を出せよ。“宮崎県のセールスマン”そのまんまを演じてくれよ。タレント知事に期待するのはそれくらいだし、いやそれが大切なのだ。

こんなだから千葉県知事選の投票率は、全国ワーストの25％未満が予想されている。いや待て。対抗馬がいないわけじゃない。

立候補した三輪定宣氏は、千葉大の元教授。新聞配達、農業の刻苦勉励をしながら奨学金を得て、教授まで上り詰めた。今無償教育も進める。だからその政策は「弱者を助ける」「がんばる人を応援する」に徹している。共産党推薦がひっかかるが、方針は明確、信頼できそうな感じがする。

青春か教育か。千葉憂民のみなさん、選挙に興味をもちましたか？投票まであと5日、まずは公報を読んで考えよう。