雨の音

雨になりました。冷んやりの四月が連休のカラリでぶっ飛んだのに、もう沖縄と鹿児島で梅雨入り。関東も来週は雨が多いとか。「足元が悪い中…」と言いますが、雨の日が好きな人もいる。実はわたしも好き。

遠くのスーパーまで行ったり、人気のない小径を歩いたり。何がいいのだろうかーそれは、雨にいろんな音があるからかな。傘の雨音。道路の雨音。クルマが切る水しぶき音。軒先のしずく音。雨の音は生命のリズムと通じる。

【Rain drum】

Rain drum is an innovative umbrella that features drums with various kinds of sound outputs, making the most interesting amusement for user during rainy days. 引用元 (“レインドラム”は革新的な傘、多様な雨音を傘のデザインで出そうというインスタレーション。シトシトピチピチの雨音はみんなが楽しい音だから


ドラムになぞらえた雨の音はバラエティあり。バス、スネア、ハイハット、トムトムと、それぞれの音が出やすい素材を張るのもおもしろいかも。デザイナーはDong Min Parkさん。

【RainyMood.net】
引用元 http://twitter.com/rainymood

机に座りながら、外は晴天でも雨の音が聞きたいときは、『Rain or Shine』がいい。さっき聴いたら雷から始まったけれど(笑)。


インターネットエリア・オンリー、30分間オンリーだが雨を聴かせてくれる。降らしてまではくれないけれど、いずれ雨乞い呪術をTwitterパワーで越えるかもしれない。

【rain LP.rec】
‘endless rain record’ is a phonograph record designed by kouichi okamoto from kyouei design ltd. 引用元‘endless rain record’は共栄デザインのkouichi okamotのデザインにより作られた音響レコードデザインです


雨はアナログにかぎる。アナログレコードにしたのは、共栄デザイン“endless rain record”と題された雨の作品、5つの雨のサウンドデザインをエンドレスで回す。レコードと似て、音が自分の中に入る。自分の心が自分の中に入る。気鋭のデザイン集団の雨乞い、未発売だが広めたい。


【雨の効能】
聴こえる音だけではない。雨からは“聴こえない音も聴こえる”。

書家 平田美記作『雨』

禅の講話のようですが、雨の音が満ちるゆえに、ふだん聴かない音が聴こえる。虫の声、木々のさわめき、蛙の頬響、自分の心の音、傷んで休めるからだのきしり。雨の日は、雨の音にさそわれて、自分が自分の中に入る。それが雨という自然素材なのである。

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