『適切な世界の適切ならざる私』のことば

この詩は映像力が際立っている。包丁で薄く切った人参の輪が、“光の破片”となって“まな板にささる”。なんてヴィヴィッドな表現か。人参の輪は、映写機のリールの円さ、送映するカチカチという光の円さにつながり、光のなかで幾重にも分断されてゆく。 … 続きを読む : 『適切な世界の適切ならざる私』のことば