大谷さんのバント

私はテレビを持ってないのでラジオ(radiko)を聴いていたのだが、大谷さんの意表をつくバントに涙がこぼれそうになった。2023年3月16日の野球WBC、日本ーイタリア戦である。

3回裏、日本はペッパーミル•ヌートバー選手が二塁ゴロに倒れたが、2番の近藤選手は、ボールを相手に投げさせる技術を駆使して四球を選んで出塁。まさにサスコン(さすがは近藤)である。このシーンで何が必要か?日本は1回、2回と押していたのに結局無得点で、0-0のまま膠着状態に入る可能性があった

1点がほしい。日本チームのだれもがそう思っていた。投手兼打者の大谷さんもそう思ったに違いない。

だがこれはわたしの想像だが、大谷さんは疲れていた。ひどく疲れていた。アメリカから突貫で帰国後、壮行試合でも投げ、1戦目で投げ、打者としても打率5割の大活躍を続けてきた。超人といえども疲れていた。それは4回5回と打たれたことでもわかる。しかもイタリア軍は極端な大谷シフトを敷いて、大谷さんの打球コースに守備陣を固めた。1回の第一打席はそれにひっかかってヒットが消えた。

そこで大谷さんは考えた。自分がその時できる最高のことをしたのだ。それがバントである。

驚いたイタリア内野陣は悪送球をして1塁3塁のチャンスとなった。続く無双吉田選手が犠牲打を打って、待望の「1点」が入った。大谷さんの祈りが通じたのである。その後の岡本選手のホームランで3点追加を導いた。ここで試合の流れが決まった。

自分を犠牲にして、その時できる人のために最高のことをすると、周り人は動く。

だが大谷さんはやっぱり疲れていた。日本に得点が入った直後、4回表に長打を打たれたので確信した。それは吉田選手が攻守美で防いだ。その次の5回には大谷さんは2失点をくらった。だがイケメン伊藤さんがロージンの煙の中から現れる速球で見事なリリーフで、追加点を防いだ。自己を犠牲にして動けば人が動く。素晴らしいチームワークだった。

今、腐って愚痴って自分を追い込んでめげそうになって、けれども自分らしさに気づいて人のために生きて、人を導いて人が動いていくという人間物語を書いている。野球の力も借りて上手に書きたいと思います。

余談ですが、大谷さん、ダルビッシュさん、近藤さん、伊藤さんと、元を含めて日本ハムファイターズの面々である。ファイターズは好選手を輩出するチームです。

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