CNN websiteでトルコとシリアの大地震のUpdatesを追って、涙目になりながら、わたしができることをやっている。江戸時代のトランスジェンダーの物語を書くことと、医師取材の準備と、某クライアントさんへの提案の思いつきなどなど。
江戸の物語は五合目まできた。ヒューマンドキュメントあり、活劇風ありだが、主要登場人物の骨にだんだん肉がついてきた。先につまって登場人物に聞くと、次の行動を教えてくれるようになってきた。明日は一日かけて五合目から振り返って、もっと人間味、すなわち苦悩であるとか、喜びであるとかつまり喜怒哀楽を入れ込み、さらに俗に「郷節」と言われる人生解析を挿入し、全体を整えていきたい。
だれにも読みやすく、わかりやすく、笑ってもらえる物語にしたいけど、その一方で相反する意見を抱かせ、ではどんな社会が生きやすいのか?ということを考えてほしい。主人公も命懸けで生きていくのだが、書き手のわたしも人生の最終コーナーを駆けている。だからことばよ降りてこい。
書くことというのは、自分だけの世界から人の生きる世界へいかに踏み出せるか、ということでもある。災害が絆を強めるのは、他の人の生命へ関心を呼び起こすからである。そして自分の生き方をも問うからである。
A view of debris in Malatya, Turkey, on February 6. (Hakan Akgun/dia images/Getty Images)
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