昨夜、主人公が降りて来て「早く」と言った。わたしは「わかった」と答えて砂利の駐車場を横切って道に出て、そこから駅まで数kmの道を走り出したところで夢は終わった。起きてトイレに立ってラストシーンで使用する道具を閃いた。それはメッセージになるー
年末からトランスジェンダーの物語を書き出している。どうやら主人公が動き出すようになった。骨格ができつつあるのだろう。展開もテーマに沿って削ったり足したりができるようになった。ひょっとしたら書けるかもしれないという手応えを得て、「どうぞわたしに書かせてください」と空に向かって祈ったら、主人公が来るようになった。
早くあたしを書け、とせっつかれる。わかったと答える。
だれもが心に凸凹を抱えて生きている。人には言えないことや、自分でも認めたくないもの、あるいは無意識のうちにあるものを。表に出せていないものを抱えている。抱えたまま死ぬのか、出して生きてから死ぬのか。
出せたら楽になるー
それまで人や自分に厳しく生きていても、本当の自分を知ることで出せるようになることで、自分の凸凹を認めて解放されれば、自然と自分にもだれにも寛容になれる。結局トランスジェンダーとはそういう意味があるのだと思っている。
早く書くから待ってろよ。
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