プラモデルの人形

50年も前の導火線に、今気がついたというお話。

昨日、医師インタビュー仕事で某県に出かけた。インタビュー対象の男性医師の幼い頃の趣味はラジコン飛行機だった。河原や草原など広いところで、ひと抱えくらいある飛行機を飛ばす、あれである。

飛行機の推進力はエンジン、燃料を入れて小さなピストンを動かす、赤ちゃんの心臓のようなものだ。そしてエンジンのスロットルと、垂直尾翼のラダー(左右方向を決める)、尾翼の両脇の羽根のエレベーター(上下方向を決める)を動かすサーボモータを計3つと、それらを動かす信号を送るレシーバを機体に搭載する。陸にいる操縦者は送信機をもち、2本のレバーや切り替えスイッチを上下左右に動かし、滑走から離陸、上昇下降、滑空そして着陸を制御する。

男の子はこういうメカが好きだ。医師も昨日のことのように覚えていた。実は私もラジコンには割と親しみがある。というのも小学生時代、プラモデルをよく作っていた。戦車や戦艦、飛行機、自動車やオートバイやフォーミュラー1までなんでもござれ。ただ、私はラジコンはしなかった。モデルを動かすよりも組み立て、塗装、改造が楽しかったからだ。

特に「タミヤカラー」という田宮模型製の油性塗料を何十色も揃え、細い筆で「35分の1の兵隊人形」を塗るのが好きだった。人形(ドイツ軍の指揮官が多かった)の背は4-5cm、その服やベルトや靴を塗り分け、顔や手を肌色に塗った。ああ私もいっぱし男の子だったんだなーと感慨に耽っていたら、ふと思い出した。

私はよく人形の改造もしていた。

樹脂の兵隊人形を、熱したり切ったりパテを盛ったりして「女性」にしていたのだ。腰をヤスリで削り、胸をパテで盛り、スカートを履かせ、髪を染め、唇に紅を差し、目をチョンと描いていた。それをいくつも作った覚えがある。親に見られまいとその人形は隠したことも思い出した。

私は男の子の遊ぶプラモで、女の子のやるお人形遊びをしていた!

今、トランスジェンダーを自覚して毎日せっせと化粧をしたり、ヨガをしてくびれを作ろうとし、表情筋も鍛えているのには、幼い頃からの導火線があったのだ。50年前に予兆があったということに気がついてとても驚いた、というお話しでした。

田宮模型のドイツ兵たち(言ってみれば改造前)
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