平衡感覚を持ちたい。

今日も小池知事は安倍氏と会談するなど大車輪だったようだ。危機に瀕するとき、リーダーのリーダーシップは明らかになる。厚労省大臣よりも五輪大臣よりも、小池知事は政治家らしい政治家だとわかった。

しかしながら、ひとつ言いたい。コロナで死ぬ人よりも、コロナ恐慌で死ぬ人の方が多くなるだろう。風邪ウイルスのために渡航禁止や首都圏封鎖、公共交通機関の停止、イベントや施設閉鎖をすればするほど、経済死亡者は激増する。それは間違いない。

風邪ウイルスに文明が負けていいのか?コロナウイルスとは、新型旧型に限らず、高齢者や持病持ち、呼吸器が弱い場合に上気道炎だけでなく、下気道炎や肺炎をおこす風邪ウイルスじゃないのか。それをエボラ出血熱のようにおおげさに扱っているだけじゃないのか。たしかにスペイン風邪の頃はインフルエンザで大量に人が死んだ。あの頃と今では衛生状態はかくだんにちがうのではないのか。もっとも今でも、インフルエンザでは数千人が亡くなっている。ウイルスとの戦いとは元来そういうものではないのか。

神が人間を造りたもうて以来、人間は数々の細菌やウイルスと共存してきた。精妙なる免疫というバランスをとってきた。強くもなったし、弱くなるときもある。負けたときは死が訪れる。HIVのように免疫のはたらきを大きく損なうウイルスもあるが、風邪のウイルスはちがう。新型と呼ばれるコロナウイルスでも90%のひとには死に至らない。なぜなら基本的にウイルスは人類と共存するからだ。人を死滅させるとウイルスは宿主がなくなってしまうから、そうはしない。ウイルスとはそういうものなのだと思う。

見えない相手が怖いのはわかるが、むしろそういうあたりまえの平衡感覚を失ってひたすら怖がるひとびとの方が僕は怖い。自分さえ助かればいいという気持ちから、商品を買い占めたり、転売したりする人の方がよっぽど怖い。

もっと怖いのは経済がほんとうに恐慌に向かうことだ。ロックダウンや鎖国で、コロナウイルス以上に人を死なせる恐慌の方が、僕は風邪ウイルスよりも怖い。公務員や政治家は収入も減らないだろうが、一般の会社員は激減だろう。ましてフリーランスなんて、吹けば飛ぶ歩のコマよりも軽いさ。政府によれば平均1日4100円しか稼げないしね…

ともあれ風邪は蔓延するものだ。蔓延するから誰もが一冬に何度も風邪をひく。ちょっといつもとちがう風邪だと思えば即検査できる体制にすればいい。PCRだけでなくCTもフル稼働させればいい。重篤ならインフルエンザ既存薬や人工呼吸器をどんどん使えばいい。感染病床を増やせばいい。あとは製薬会社の早期薬剤開発を祈り、感染症内科医の知見に任せればいい。それの方が都市全体を封鎖するよりもよほど理論的かつ現実的だと思う。

すでにみんなが手指消毒、うがい、マスク励行している。人混みを避けて、テレワークして、学校を休み、図書館も使わないでいる。不要不急の外出もしていない。それを徹底すればいいのだ。これは現実化しそうな予言だが、来冬にはまたコロナはやってくる。別のコロナかもしれないし、同じコロナかもしれない。少なくとも今年の型には免疫がついているけれども、まだまだ戦いは続く……

以上、過去最大の地球恐慌にしないように、思いを正直に書いた。明日は我が身、恐慌になったら今度こそ生き残れないと思っているので。

東京方面に向かう常磐線、ほぼ無人…^^;