生活をコンパクトにしてみませんか

温水洗浄便座を自分で修理すると、新しい生き方が見えてきた。

とおおげさな書き出しだが(^^;)、数週間前から温水洗浄便座(東芝SCS-T160)のノズルが噴水になった。お尻の洗浄後のノズル洗浄が飛び散るのだ…^^;。都合5年使用、短寿命だったが、あかんか…と諦めかけていたある日、ふと「東芝 温水洗浄便座 故障」と検索をすると、恐るべきサイトに出会った。

その故障は「流量調整バルブ」を交換すれば直るというのだ。ホンマか?

韓国製の当該ノズル故障が頻発しており、その直し方が画像入りで詳細な説明がある。このサイトを見て直した人は、感謝の書き込みだけで10数人いるので、ゴキブリ算で数十人は恩恵に授かっているだろう。まさに神だ。部品はかつては東芝の販社で販売していたが、今は素人には販売していない。業務用オンラインショップで買い求めた。

手順は色々あるが省略。要は下の画像にあるコネクター類を外して、左側にある弁を交換する。掃除に1時間、交換に1時間…

再度つないで電源を入れると「おおぉぉ!直った!」お尻快適回復〜♫。1620円と送料800円で修理完了。東芝に依頼すると1万円以上だろう。定価1万3000円の製品にそれはない…(^^; 快適にはなったものの、便座で考える人となると、つい深いことを考えてしまった。

はたして自分で直していいのか?
メーカーの修理体制は現状でいいのか?
大量生産•大量消費の経済成長モデルでいいのか?
経済成長を損なってもリサイクルやリユースすべきなのか?

自分で直す」のは自己責任であり、水漏れやショートが起きるのは怖い。だが「自分で直す」というかつては当たり前だったことが、大量生産時代に失われたことも問題であろう。自動車では1年間フードを一度も開けない人もいるらしい。モノの手入れは消費教育上重要である。自己修理にはビジネスチャンスもあると思うのだが…

メーカーの修理体制には問題がある。まず出張費が高いし、見積もりまで費用がわからないのは不都合だ。比べてAppleストアの「ジーニアスバー」はよくできている。故障なのに自分から持ち込ませて、その場で診断し、費用を告げる。PCやスマフォという持ち歩きできるものだからできるとはいえ、修理をポジティブな体験にするAppleはしたたかである。他メーカーは学んでほしい。

大量生産•大量消費の経済成長モデルは、少なくとも日本では終わっている。もはや欲しいモノがなく、買い替え需要ばかりである。リサイクルショップや不用品交換サイトで用が足りる。環境面でもプラごみの海洋投棄など、使い捨てには問題が多々ある。だがそこでひとつ疑問がわく。

リサイクルやリユースは経済成長を損なうのだろうか?

新規に買わず、中古品を買い、直して使う。新しい循環型経済圏ができるのだろうか?それとも便座を2420円で修理せずに、経済成長のために13000円の新品を買うべしなのだろうか?どっちが正しいのだろうか?

あまりにも遠大でむつかしい問題なので、何日考えても答えが出なかった(^^;)その代わりに、僕は最近「自分の持ち物をリユースする」ことを楽しんでいる。

A5サイズ•システム手帳」は本棚でずいぶん長く埃をかむっていた。余り紙を「6穴パンチ」で穴を開け、手作りリフィルで使いだした。筆記具は万年筆「Lamyサファリ」を使い捨てインクから「コンバーター」に変えて使用する。ずっと眠っていた「Crossボールペン」も取材時に活用しだした。さらに懐かしのデジカメ「ミノルタDimage X50」は、10年以上前にかつての相棒cherryさんから譲ってもらったもので、8年以上使っていない。希少なリチウム電池を購入•交換すると見事に復活。ところがSDカードが問題で、取説には「32MB推奨」とある。え、32GBじゃないの?と時代の違いを痛感した次第。2GBカードがなんとか使えた…(^^)ウチ猫や近所の猫を撮って遊んでいる。

言ってみれば、加齢効果でカウンドダウンが始まったのである。死ぬまでに、持ちモノを使ってやろうという思いやりとも言える。

そんなぼくから、ひとつ提案がある。生活をコンパクトにしてみませんか。

今あるモノを使う。直して使う。リフィルを使う。近所にあるものを知り、人と語らう。消費中心からリユース中心へ転換するのだ。車でしかいけない遠くのショッピングモールに行くよりも、歩いて行ける近所のワンダーランドを探すのだ。高齢ドライバーの免許返納問題がヤンヤと言われているが、たとえド田舎であっても(いやド田舎だからこそ)、歩ける範囲でコンパクトに暮らしを楽しんでみたらどうか。意外なほど発見があるし、別の世界が開けてくる。健康にもすこぶるよい。

政府の言う「コンパクトシティ」はあくまで消費生活中心である。村の中心部に集まって効率よく住んでください、という経済からの発想である。僕のいう「コンパクトライフ」は違う。今ある暮らし、今までの自分の体験をもう一度楽しむことだ

そのスタートは自分の持ち物のリユースから。小さな投資、小さな変化から始められる。いかがだろうか?

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