見えるようになる喜びは人類共通

医療の喜びは「皇太子でも原住民でも同じ」という話を伝えたい。

僕のサイドビジネス「御朱印帳キット」を作ってくれる職人坂井さんの知人が、白内障の手術をしたいという。坂井さんも僕も「ミスター白内障」赤星隆幸氏の執刀で視力を回復した。日本で執刀実績ダントツのトップ、世界中の要人を手術している。その名医のインタビュー記事を僕は書いた。そこで赤星先生に「診てくれませんか」とメールを送るとすぐにご快諾の返信があり、そればかりか自ら術前診断までするためにお時間を開けてくれた。これは普通はありえない。

何しろその返信メールはオマーンから飛んできた。どうやらオマーンでの白内障手術指導で滞在中のようだった。

赤星氏は秋葉原と日本橋のクリニックで白内障手術をするかたわら、マレーシア大学眼科客員教授を務め(かつてマハティール首相の執刀をしたご縁だろうか)、カール•ツァイスのトップアドバイザーでもあり、この週末にはジャカルタの眼科学会に飛ぶという非常にお忙しい身である。思わずコウベを垂れてしまった。

しかも先ごろアマゾンの奥地白内障手術ボランティアに出かけたそうだ。その写真が次の画像である。

原住民はパソコンも見ないだろうし、スマフォもしないから、「焦点は遠くに合わす」のでしょうと、僕はメールに書いた(通常の白内障眼内レンズは遠か近に合わすため。多焦点レンズであれば両方に合うが自費)。するとご返信があった。

その通り! 
眼内レンズは海外のロータリークラブの寄贈品で、遠方合わせでした。手元に不自由するだろうと思って、100均で老眼鏡100本を買って寄贈品として持参しました。でもアマゾンの原住民には文字がないので、老眼鏡は不要だったようです。手術でみんな喜んでくれました。

ロータリークラブも素晴らしいことをしてくださる。100均の老眼鏡もいい。ありがたいことです。しかしこのメールの最後の1行が素晴らしい。

見えるようになる喜びは、オマーンでも原住民でも同じです。

じん、ときました。本当にそうですね。「ヒポクラテスの誓い」の前では、人類は皆平等である。それがいちばん重要なことである。

さらに赤星先生は、アマゾンの奥地へのボランティアに「ダイヤモンドメス」を持って行こうかどうか悩んだ。

ダイヤモンドメスとは、赤星式フェイコプレチョップ手術を執刀する時の主役のツールである。その執刀はまずダイヤモンドメスで瞳の側方に「1.8ミリ」の切り込みを入れ、そこからプレチョッパーで水晶体の核を分割し、白濁した水晶体を吸入する。その後、そこから「こより状にした」眼内レンズをインジェクターで挿入する。わずか1.8ミリなので縫合する必要がなく、治りが早く感染もまずない。片眼3分で終わる日帰り手術を含め、すべて赤星氏の発明、現在の白内障手術の標準になっている。詳しくはこちら(秋葉原アイクリニック)。

そのダイヤモンドメスは非常に高価で、安い軽自動車が買えるくらいだろう。だからアマゾンに持っていくか悩んだ。だが結局持っていった。なぜなら患者は人間であり、人間は平等だからだ。ボランティアのお礼は、原住民と同じボディペインティングを施してもらうことだった。その画像ももらったが、マア隠しておきましょう(笑)

僕が書かせていただいた赤星氏のインタビュー記事は好評大巨編である。この記事あたりから物語が書けるようになってきた、自分にとっても記念碑でもある。残部はあるので白内障が気になる方を含め、読まれたい方はこちらからどうぞ。郵送費のみご負担ください。

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