史上最強?の自転車盗難防止装置

昨夜は「ベトナム人留学生就活支援講座」があった。講義テーマは「アイデア」である。毎期これをやっているが、今回は痛快だった。(画像はMP研のYさんの講義風景)

アイデアなきビジネスは成立しない。就活にもアイデアがいっぱいいる。履歴書を差別化するのもアイデアなら、面接で気の利いたことを言えるのもアイデア。アイデアこそはすべてだ。だがどうやったらアイデアが出るようになるのか?それをいかに講義するのか?講義のたびにアイデアを出してきた…^^;

歴史上の重要な人物紹介で松下幸之助という「マネした電器」の創業者が、いかに人のアイデアを盗んだかを教えた。事例では「カップヌードル」を取り上げて、なぜ日清食品の安藤百福が、容器からアイデアを出そうとしたか?なぜ麺を浮かせたか?なぜフタに取ってがあるのか?を語り、問題の作り方を教えた。さらに深澤直人の「意識を消したデザイン」や、マーケティングの大家コトラーの言葉を紹介し、不朽の名著「アイデアの作り方」も教えた。

僕が留学生相手に手を抜いていないことがおわかりだろう。しかし若い彼らの硬い頭をいかに柔らかくできるか?それは演習である。今回は新しいテーマをつくった。

テーマ:「盗まれない自転車を考えろ

自転車に盗まれない構造をつくってもいい、盗まれないシステムでもいい、盗まれても戻ってくるのでもいい。自由な発想をせよ!4つのグループ17名に15分の時間を与えた。ほんとうはグループ討議の仕方も工夫させようと思ったが、すぐにぐちゃぐちゃ話しだしたのでそこは試せなかった。まあいいさ。

さて15分後、4グループがアイデアをホワイトボードに書いてくれた。

最初のアイデア(一番左)は「グリップに指紋認証をつける」自転車のハンドルの握る部分を他人が握ったら知らせる、みたいなものらしい。グリップをずらして握ればアウト、手袋をするともうアウト。さらに「心拍数と血液型も読み取る」…それはなんだかサッパリわからないが(笑)ともかく落第でした。

次のアイデア(左から二番目)は少しマシだった。グリップを握って本人でなければ「トゲが出る」、同じようにサドルから「トゲが出る」イタタタ…(笑)それでも走ったら「音が出る」という三段構えのところはまあよろしい。しかしコストが高くて作っても売れないだろう。

三つ目(真ん中右)は「盗まれたらスマートフォンに知らせる」というものだ。自転車に小さなGPS=位置情報送信デバイスをつけて、持ち主のスマフォに送る。これは悪くないアイデアである。盗まれてずんずん走られて誰が捕まえるのか?という問題はあるが、通報はできる。盗まれた証拠もあるので保険が請求できる。

二つ目のアイデアと三つ目のアイデアを比べよう。

二つ目:自転車を盗まれないようにする
→メカニズムや鍵のことばかり考えてしまう。ゴテゴテのアイデアになる。

三つ目:自転車を盗まれたときにどうする
→盗まれたら知らせる、追跡する。アイデアがシンプルになる。

このように「問題のつくりかた」によってアイデアの出し方(出しやすさ)はまるで違ってくる。これが説明できたので、今回の講義は成功したと思う。

さて四つ目は、絵が見にくいがかんたんに言えば「持ち主以外の人がサドルに座ると、それを検知して音を鳴らす」。サドルのセンサーが、重さか体温か匂いか(笑)わからないが、とにかく持ち主と別人だとわかって「ブー!っ」と音が鳴るというのだ。そこで僕は「音よりも」といった。

「いやん!あたしを盗まないでぇ〜!いや〜ん!」

と女の声で叫び声を出すようにすればいいと。これは爆笑がとれた。

「女性があぶない!」ならだれかが助けに来てくれるだろう。自動車の盗難を報せる「ピーポーピーポー、ウゥゥ〜!」というあの不快なサイレン音よりずっといい。自転車を盗んだヤツも「いやん、いやん」と言われ続けたら「ちぇっ」と置きざりにして、逃げるのではないだろうか。これこそは史上最強の?自転車盗難防止装置だと僕らは結論づけました…^^*

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