仲野徹先生に感化されて

昨日、仕事前に上野の某書店に立ち寄って『家族医』が果たして書棚にないかと探したが、なかった…^^; 代わりに見つけたのが仲野徹先生の『こわいもの知らずの病理学講義』だった。なんと“平台”にあった。

ドクターズマガジン2018年7月号のドクター肖像は、大阪大学医学部の仲野教授である。ダイエー創業地、千林商店街(大阪市旭区)生まれの「てなもんや関西人」、というとたいへん失礼だが、インタビューはほぼ100%お笑いだった(笑)。会話のおもしろさをいかに文章にするか、かなり苦労した。人生を語らせておもろくし、しかも人となりを出していくのは技術的に非常に高度である。先生の病理学講義、実売6万部以上という快走ベストセラーにはとんと及ばないですわ。癪だぜ(笑)。

しかし前後して著された岩波新書の『エピジェネティクス』(エピジェネティクスとは新しい細胞生命学のこと)がこれまた非常に興味深い。遺伝子から生命の実相を学べる。僕はこっちがむしろ気に入った。また人間くさい科学者たちを書いた『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』もごっつうおもしろい。人の伝記の紹介なのに仲野先生の個性がびしっと出ている。生命科学への興味がどんどん湧いてくる。生まれ変わったら生命科学者になりたい。

その生命科学者としての仲野氏は、京都大学本所庶先生の研究室に入ってテーマが探せず悶々として、見つけたはいいがしこたま道をさ迷い、うつにもなり、涙を流し、酒をくらい、それでも這い上がって、ES細胞で世界的な業績をあげた。3年がかりの実験が成功したとき、喜びのあまり自転車で京大構内外をぐるぐるしたというのがかわいい(笑)。

仲野氏の生きざまにしこたま感化されて、僕も「変わろう」と思った。3つある。

第一に「冒険しよう」と思った。単独峰世界一のキリマンジャロに登りたい。富士山さえ未踏だが(笑)、数年計画でお金を貯める。およそ10泊で日本から行って登って帰ってこれるという。

第二に、そのためにも「体を鍛えよう」と誓った。僕は細型だが、原稿ストレスからここ数ヶ月お菓子ジャンキーになって下っ腹がちょっと出た(^^;)。引っ込ませるためにご自宅ライザップをしよう。お菓子をきっぱりやめ、牛乳を飲む。そして1日150回以上の腹筋運動である。1ヶ月半で3kg痩せ、肉なしの平たい体になり、軽量級ボクサーに少しずつ近づいている。

すると、驚くべきことに心が前向きになり、なんだか自信がモリモリしてきた。道の端を歩いてきた僕が、真ん中を歩けるようになってきた。邪魔だ!ボケ!と車にクラクションを鳴らされたが(笑)。モリモリには副次的効果もある。アサダチがすごいのだ(笑)弱小サイズも若干大きくなったかも(あくまで本社比ならぬ本人比ですので)。実にありがたい。

第三に、「自転車を改造」した。僕も喜びでぐるぐる回りたい。おくらにしていたロードバイクにスタンドと前かごをつければ、買い物にも図書館にも行けるじゃないか。

BVキックスタンドはよくできているもので、ペダルに干渉しないで付けられる。だが前カゴ設置は苦労した。数年前にドロップハンドルを変形改造しており(ブルバー型にした)、狭いハンドル間に収まる小さなカゴを探し、フロントステムから長さ調節可能な金属ステー(AKI Worldロング金具)を設置した。この品物の購入ではアマゾンとしっかり喧嘩もしたがそれはまたいずれ書こう。前輪ハブからカゴ足もつけた。なぜだかカゴが前後ろ逆になってしまったが(笑)うまくできました。ガゴ+ステー+カゴ足+金具でトータル3500円くらい。

この世界に一台しかない風変わりな自転車で、歓喜の輪をぐるぐるをしたい。仲野先生のドクターの肖像の真骨頂はこの「変わりたい」にある。そういう刺激がある人なのだ。病理学講義だけでなくこちらもぜひ読まれよ。本号の著者分は3冊ほどあるので、ご希望の方はこちらから。

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