文芸の成人

今日は成人の日だった。成人を3倍近く生きた僕は、今日「新生人」として新しく生まれることができた気分である。

というのも、何度あきらめたかわからない文がついに仕上がった。心療内科医と患者会のリーダーさんにチェックしてもらった上で、昨日と今日で最終的に手を入れた。テキストベースで8万8000字を書ききった。ヤワな企画書を書いて持ち込んで門前払いされたのが2年数ヶ月前、いよいよ自力で書くしかないと決めてから2年、大きく3回か4回は書き直した。めげて折れて崩れおちる連続だった。泥沼から何度立ち上がったことか。まだまだ試練は続くが、クォリティのメドは立った。だから珍しく日本酒をいっぱいひっかけることにした。酒にはたいそう弱くなったし、安酒なので、明日頭痛がするだろうけれど今日くらい許せ。

しかし僕の2年半などとても短いものだ。苦節◯年といえば、ハードボイルド作家の原尞氏が14年ぶりに新作を出すというのにはぶっとんで喜んだ。氏の筆はとうに折れたと思っていた。タイトルがいいので内容にも期待できる。ちなみに原氏はすでに73歳くらいのようだが、さて探偵沢崎は前作から14年、まだブルーバードに乗っているのだろうか。

14年かけて1作書く人もいるのだから、人に読んでいただける文芸の道は実にイバラである。僕は40才になる頃から再び文を書き出したから、あと2-3年で20年、つまりハタチである。果たして文芸の成人になれるのだろうか。漫然としているヒマはない。

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