2017年のドクターの肖像回顧

今年は回顧すべきこと、悔悟すべきことがあった。ひとつは連載執筆中の「ドクターの肖像」である。

2017年2月号の赤星隆幸医師(三井記念病院、白内障手術日本一)と3月号の本永英治氏(沖縄県立宮古病院院長、知の巨人)の素晴らしいダッシュで始まった。この2人の医師人生はもともと凄い&素晴らしい物語なので、僕はそれを伝えるだけだった。しかし満足できた2本だった。これら以外にも、医師ご本人から感謝の手紙や伝言をもらえた号が3号ほどあった。つまり半分くらいは良かった。イーブンは3本あった。

「完敗」は3本あった。

うち2本は「訓話になった」号である。元の文がヘボだから手が入った、そして訓話化したともいえる。もう1本は「力負けした」号である。相手の大きさ、組織に奮闘が及ばず、元の文はバラバラに解体され、香りも味わいも何もなくなった。僕は文にはこだわりがあるので、一文一文、一語一語決め、構成も緻密である。だから不用意に手を入れられると崩れるし、僕は泣きたくなる。

どちらも契約ライターという立場上、不可抗力な事情があるとはいえ、残念であった。心の中で地団駄を踏んだ。アスファルトの道も穴が開くほど踏んだ。だから来年は完敗なしにしたい。どうすればいいのか、対策を考えた。

第一に「圧倒的に良い文を書く」。なんびとも手を入れられない文を書く。それは対象となる医師の物語性にかなり依存し、つまり対象者にもよるのだが、そうはいってもまずは作文だ。自由と、悪修正無しであれば、僕は良い文を書いてみせる。

第二に、事前に「インタビューテーマを持つ」。肖像は医師の人生をざっと聞いて描いていくので、どうしても質問事項が幼少から現在まで通りいっぺんになる。相手が大物や著名人なら、絞りこんだテーマ「だけ」を深く掘り下げて聞くべきである。

第三に、「主導権を握る」。今は握れない部分が多すぎる。実働者が実働できるようにしたい。そうすれば絶対に良いものになる。訓話にはなりようもないし、大物に力負けもしない。良いものなら、医師も読者も発行元もエブリバディハッピーである。

ドクターの肖像は数えて56人ほど書いてきた。100号まで書けるかどうか、2018年の決戦で決まる。

どこからともなく血の色のポインセチアが一枚、降ってきた…

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