サンタは来るだろうか?

子供の頃にはサンタを待ち、子供をもったらサンタになり、子離れをしたらサンタと縁遠くなった。今年もサンタと縁遠いのだろうか。

そうともいえない、と思った。

昨日は2年来の仕事になった心療内科の文のスジがようやく立った。症例がほぼ描き切れた。もう一つ、書かねばならぬ症例があるが、それは年末年始のお年玉原稿にして、とりあえずは全体を通してチェックすれば、先生と患者家族会のリーダーさんにプレゼントとして投函できる状態になる。チェックしてもらってよりよいものにするために。それは今日やってしまう。

これはでっかいプレゼントだった。なにしろ2年越しだし、内容がいい。

しかしその反動で、サンタの頭陀袋よりでっかい疲労を背負った。頭痛、眼痛、悪寒、肩凝りに頚痛。ヨガポールでゴロゴロしたが効かず、イブをのんでから居間でごろりと寝込みだすと猫がきた。体調不良の私の胸に入ってきて温めてくれた。なんてやさしいのか!

夕方になって私の体調はだんだん戻ってきた。うんちも出た。これは重要なことで、疲労はためこむものであり、出してしまえばいい。

ところが今度は猫が便秘である。

36時間以上出ていない。だから寝てばかりで、元気がなく、ちょこちょこ食べてはまた寝て。飼い主に似て神経質である。出ないといっても2日目、出るさ、大丈夫だよと、何度も「のの字」をしてやった。もー出るだろう、もー出るだろう、と思って時計を見るとモハヤ10時。やばーいと思っていたら…

出た。ポトポトポト…と!すげーよかった!

よかったね、よかったね、と褒めてあげた。猫も元気を取り戻して、荷造りテープを丸めたのを投げると、飛び跳ねて遊んでる。ゲンキンな猫である。

そんな私のクリスマスイブ。プレゼントはモノとは限らない。

原稿もあれば、疲労もあった。ダブルうんちもあった。あったかい猫もいる。たくさんプレゼントをもらった。ひとつ、短編小説ぽい着想も降りてきた。ひとりぼっちだけれども悪いクリスマスイブじゃなさそうだ。さて、原稿を仕上げますか。

そんな顔するなって。

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