使命感

明日は留学生の就活講座の講義がある。講義の中身がまあまあ煮詰まってきたので、留学生向けの講義紹介文を書き直そうかと思っている。以前書いたものはひどかったので。

就活にはテクニック(というか気をつけるべきこと)はあるので、講義で少し触れるようにしているが(たとえば「ウチで何年働きますか?」という質問へのソツのない答え方)、ぼくの講義のメインではない。メインは「自分の使命に近づく一歩」として仕事を選べるかどうか、それに近い会社を選べるかどうかである。

たとえば医師になる人は、大学入学時点で進路が決まっているので、使命感はその前に形成されているが、それでも専門や診療科は未知である。普通の観念的な大学ならなおさら社会と縁遠い。専門学校なら専門は決まってはいるが、実際は使命感からの入学ではないことも多い。

ただ待遇が良い、評判が良い会社に入るのが大切に思う人に、使命感は降ってくる余地がない。会社のバッチが人間成長につながることがあったとしても、深い意味でそうはならない。選ぶなら経営者だが外からはわかりにくい。ただどんな会社であっても、どこか自分の無意識が働いて選ぶので、使命感の一端はある。ぼくの経験でもそうだ。新卒で入社したのは三流会社だったが、それでもどこか使命感とつながっていたのでがんばれた。とはいってもそれでは遠回りだ。無意識の使命感が花開くまで長くかかるし、そうならないことも多々あるので、少しでも意識的にすることが大切ではないだろうか。

ただ留学生には「日本に来ている」ところに、すでに何らかの使命感がある。

ベトナムが開発面では途上国であるから日本に学ぶのもあるだろうし、日本の特定の技術や商業や文化に惹かれたのもあるだろう。先生や先輩が日本で学んだ人だったかもしれない。なんでもいい。彼らの日本という選択の底にある「使命感」を意識上に出すこと、日本語で語れること、そして貫こうと努力することに、ぼくの講座の使命がある。何しろほとんどの子が向こうの大卒である。使命感が必ずカギを握っている。

こう書いていてだんだん「留学生就活支援本を書く使命感」がムラムラしてきた(笑)。

使命感とはこんな目つきだろうか。ようやく上向きの季節がやってきた。

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