鍋底を磨き、和紙のがま口を縫って

猫が遊んでくれない日だった。いろんな紐をとっかえひっかえしても、ぐるぐるさせてもノらない。猫じゃらしは遊びすぎで羽がなくなってオシマイだ。大きなクラフト紙のトンネルも作っているし、ダンボールの小屋もあるし、遊びのタネはたくさんあるのに、なんだか遊ばない。まあ猫でも乗らない日、遊ばない日があるのだ。「わぁ!」とおどかしたら、背中が山型になって飛んだ(笑)これが唯一おもしろかったが、猫はまたプイッと遊ばなくなった。おもしろくない飼い主でごめんな。

他にも気になることがあった。やっぱり自分は執着が強くて、おもしろくない人間なのだろうか、と卑下してしまった。ええいモヤモヤしたので気を鎮めよう、手を動かすに限ると鍋底を洗ってみた。

カネダワシでゴシゴシすると綺麗になった。これでIHからロスなく電力が伝わる。人間関係もこれに似ている。表面に汚れがあると、他人と対立し、理解しあえず、あるいは逃避することになる。汚れを取ればスッキリだ。よおし次は「和紙のがま口」を作ろう。今使っているものが破けて、お金がよく落ちるのだ。適当な和紙で口金に合わせて型紙をつくった。

内袋と外袋を作って合体させる。それだけだがそれがあんがい奥深い。口金はリサイクルである。

昔取った杵柄、手が覚えているもので、すんなりできたころにはモヤモヤもとんでいた。

必要なのが「ドーンとした態度」である。ドーンとは父性のような後ろ盾である。不動の落ち着き、受け容れの微笑み、無言の支えである。人を安心させるものである。ドーンは(とくに男なら)誰でも持てるものだ。それにはまず自分はドーンとした人間だと思い込めばいい。それだけでだんだん増えてゆく。もっと増やしたければ、自分の気持ちを前面に出して、ドーンと突き進めばいいじゃないいか。なぜそうできないのだ、良い年しているんだから失うものはなんかモハヤありゃしないと思えたら、楽になりました。

そして猫には杉浦編集長からもらったチュールを1本、落ち着いたみたいです〜ありがとうございました。(^^:

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