宮古島に南十字星を見にゆこう。

本永英治医師(沖縄県立宮古病院副院長)のFacebookに美しい写真があった。南十字星が写る、無数の星がある写真だ。

一年前、本永氏がある人からプレゼントされた写真である。彼は宮古島の自然をこよなく愛し、島の自然や動植物、歴史や言葉など、あらゆることを知ろうとしている人だ。だから彼にはこの写真が宝物になった。だから再掲載した。それを見たある彼のFB友達が書きこんだ。

最近は遠くへ出かける機会もなく、一人では宮古島にも行けず、この素晴らしい景色が見られず残念です。そろそろ80才あまりですから。

ぼくは本永氏のインタビューを「ドクターズマガジン」に書かせてもらった。彼が若き研修医時代、初めての離島医療に赴任したのが伊是名島である。沖縄本島の北にある小さな島である。たった1人の医者として、朝から晩まで、土曜も日曜もなく島民のために働いた。島のお年寄りのために何かできないだろうか?本永氏はひとつ思いついた。以下、マガジンから引用する。

 診療所に来られない身体の不自由な老人や、寝たきり老人の訪問診療を始めた。リハビリを兼ねて回ると、患者それぞれ障害の程度が異なり、共通するリハビリは皆無だった。皆を元気づける事はないかと考えて、マイクロバスで在宅患者を島一周のピクニックに連れ出すことにした。
 リフトのないバスに、役場の職員と保健婦と3人で老人たちを抱き上げて乗せた。車内で琉球民謡を流すと、老人たちは座ったままカチャーシー(手を上に挙げて手首を回す踊り)を生き生きと踊り始めた。
 クライマックスは伊是名島一番の絶景ポイント、ギタラ展望台である。寝たきりの人展望台まで皆で運んだ。誰もが目をキラキラさせていた。海からの反射だけでなく涙もあった。展望台に来るのは20年ぶりと言う人も、それどころか外出が何十年かぶりの人もいた。帰り道でカチャーシーはより高く上がった。

この一文を思い出したぼくは、Facebookのその80歳の方に返信で「見ず知らずの者ですが、きっと行けますよ、ゆっくり行けばきっと見れますよ」と書いた。彼に見せてあげたい。ぼくもむるぶし(群星)を見たい。南十字星を見ると幸せになれるそうだし。

お年寄りを大切にすると幸せな気持ちになれる。生き延びる力をくださるからだろうか。

★本号(2017年3月号)の本永医師の話を読みたい方がいらしたら無料でお送ります。良い先生です。こちらをご覧ください。

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