人を傷つけるコミュニケーション

あの殴って暴言を吐く女性議員だけではない。何気ない一言がどれだけ人を傷つけているか、わからない人はわからないものだ。なぜだろうか。コブシや言葉で人をいつも傷つける人に限って、自分がそうしているとわからないからだ。

普通は「権威主義な人だ」「エリート育ちだからな」「ちやほやされたから」などといわれる。あるいは心の病気のせいにする。それらもそうだろうけど、根っこはちょっと違う。ぼくにはよくわかってきた。

答えは、自分がそうされてきたからだ。

家庭で、母や父に同じように自分が傷つけられてきたからだ。それが普通だと思っているから、そのまま人にやってしまう。会話のない家庭は会話のない家庭を引き継ぎ、偏愛のある家庭は偏愛のある家庭を引き継ぐ。家庭は濃い関係性があるから、親と子のコミュニケーションは絶対のものだから、余計にゆるぎなく刷り込まれる。

だから無意識に人を傷つけてしまう。本人はわかってない。わかったとしても止められない。あとで「ごめん」と言うのだけど、ごめんにならない。心底ごめんと言っていないからだ。

とても治りにくいのだ。それはROM、書き換え不能メモリーを書き換えることができないのに似ている。普通は不可能と言われているが、治る方法はひとつある。

その人が涙をボロボロ流して、被害者に「すみません」「ごめん」「許して」と言う瞬間が来れば治る。それがどのようにやってくるか、劇的に来るのか、さらりと来るのかいくつかパターンがあるようだが、別の機会に書いてみたい。心底、自分の価値観が揺らされるほどの衝撃でなければ本当に変れないのだ。

ともかくあの女性議員は気づいていない。ほんとに悪かったとは思ってない。何かの瞬間、たとえば選挙に落選して、何もかも失ったら気づけるかもしれない。入院して逃げているようでは無理だと思う。

硬いだろうとご指摘を受けたが、硬めだったがコリコリまではなく、大丈夫でした(^^)

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