上半期のアセアン留学生就活支援講座も9回目が終わった。あと1回、来週の生徒のプレゼンの日を残すのみ。
9回目のテーマは「フォーレストランを作ろう」、ベトナムの米粉の麺、フォーのレストランを日本でどのように展開するか?という演習の前に、外食店の広告宣伝や立地やマーケティングの話をしつつ、富士そばを事例紹介した。最後に8回分の講義の総まとめをした。
グループ討議は17人を4チームにして、コンセプト、立地、ターゲット、メニュー/食べ方、客単価を考えてもらう。フォーはまだ日本に広まっているとはいえない。これだけ留学生が増えて、技能実習生も激増するらしいから、ベトナム人需要だけでもけっこういける。だがやっぱり日本人に食わせろ、である。
4つの発表のうちマーケティング的にまとまっていたのが「フォー体験をするレストラン」の発表。麺を選びトッピングを決める。スープも牛か鳥かうるさいやつらだ(笑)バイキングのような広いスペースは裏通り立地で家賃を下げる。フォーを通じて文化を売るのはいい。
一番良かったのが「フォー神戸牛」の発表。富裕層を対象に銀座や六本木に出店し、生麺使用、本格的ベトナムの味、神戸牛のスライスをのせて2000ー3000円でフォーを出す。思い切り良い提案だ(^^)就活では目立ったチームが勝つ。「有閑の専業主婦」「接待」などのターゲットがあれば尚よかった。
最後に「グループ内討議はどんな流れでしたか?」を伝えて、8回の講義で学んだことを復習した。
1、「主張+根拠+論拠」で討議しましたか?
2、誰の意見をどのように決めましたか?
3、アイデアはどのように出しましたか?
4、日本の文化、日本人の好みを考えましたか?
5、プレゼンのため、まず文を書きましたか?
発表もうまくなったし、討議もよくなった。景気も良いので内定ゲットできるだろう。ぼくも今回は顧客視点を徹底したので昨年より講義が良くなった。今回の成果を平易な日本文にして、激増する留学生のために就活支援本を書き直したい。無料で配布して、意見をもらってまた書き直せば、留学生の就活バイブルができるだろう。こりゃ言いスギだ(笑)
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