城は人なり

見ごたえ、登りごたえがあるのが高知城である。

まだ先は長いのにカメラマンの松村氏はもうネをあげていた(笑)前日の酒が祟ったのか、城に登らず庭で待つという。

そこで杉浦編集長と登る。入口に大河ドラマ『功名が辻』で仲間由紀恵が羽織った着物が展示されていた。たぶん歴史的価値があるのだ。

攻める敵に備えた鉄砲窓である。他にも三角形や丸いのがあった。横に長い見張り窓もあった。射撃手がそこからバンバーン!と撃ったのだろう。城の中には石を落とす穴もあった。標高44mの大高坂山の上に建つ高知城ならではの細工である。

「城で武士たちは何もせず1日ぶらぶらしていたんでしょうねえ」

司馬遼太郎の歴史小説を読むと、ヒマな武士たちが出てくる。天守閣に登る前には幾つも広間がある。タイヘイな世の中、手持ち無沙汰でおしゃべりして時間を潰した。妾と密会する部屋もみかけた。


ハシゴのような急勾配階段が続く。昔は手すりもなかったろうに、足腰が強かったのだな。お食事運ぶのもたいへんだった。トイレゆくのも冒険だ。天守閣からの眺めは絶景である。この街で一番高いのではないだろうか。

庭で待つカメラマン氏を天守閣から写した。かなりピンボケ(笑)

やはりぼくは城に登っても「人」が気になる。撃つ人、時間をつぶす人、妾、足腰の強かった武士、足腰の萎えたカメラマン(笑)。幕末の英雄坂本龍馬も登城したのだろうというと、「龍馬は脱藩した人間なのにちやほやされて」とカメラマン氏はいう。まあ彼はこんな狭い城には収まらなかった人物だった。

武将も賢妻もいいけれど、ぺえぺえの武士の夢と現実はどうだったのか。出社拒否ならぬ登城拒否はなかったのか。城内の禁断のロマンスはあったのか。「こんな石段、毎日登りたくねえーよ!」と叫んだ人もいただろう。そういうのが気になる。

城を降りて取材先の病院にゆくと、外来のテレビで大河ドラマ『直虎』が放映されていた。柴咲コウは綺麗です。美穂りんも出ているんですね(注:財前直見ではないかと指摘されました…普段まったくテレビみないもんで許せ笑)。一流の役者を使って美しい映像で人を描くドラマはやっぱりすごい。文でしっかり人間を描きたいと思った。

直線、綺麗です。

曲線も綺麗です。

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