メロンパンの夢

しばらく前に近所のメロンパン屋が潰れた。駅前の一等地、といっても郊外のローカル線だが、人通りも車通りも多い角地である。内装を片付けてシャッターを下ろす業者を見かけた。

売れている様子はなかった。開店した頃、「焼きたてのメロンパン、いかがですか〜!」と声をあげて呼び込む女子がいた。夫婦でやってたのだろうか。素通りの人が多かった。

かくいうぼくはメロンパンが大好きだ。だが数年前のブームでメロンパン専門店で買っても、美味しいと思えなかった。メロンパンなんて90円のヤマザキで十分だ。なぜならメロンパンはお菓子だから。ジャンキーなのがいい。凝ったものはいらない。

ところで貸店舗しているようでいくらだろう?と調べるとわかった。家賃は月10万だ。

ということは逆算して、月商ミニマムは50万、できれば100万に近づけたい。それをどう実現できるか?正直、あまり裕福な家は多くない。年寄りばかりで15日や16日にはスーパーに人だかりができる。さびれた商店街しかない。

売れそうなのは…焼き芋、コロッケ、ソフトクリーム、たい焼き…間食のテッパンだ(笑)

駅前のスーパーの前にベンチがいくつかあり、腰掛ける人も多いので間食はまず売れる。冬は焼き芋メイン、夏はソフトメイン。じーさん、ばーさんばかりだから「すいとんスープストック千葉」なんてどうだろうか(笑)

ここで重要な問いかけがある。「売りたいものをやるか、売れるものでやるか」。言い換えれば、夢をやるか、売りをするか。売りはつまらない。すぐに飽きる。夢はしつこく追える。だが資金は続かずすぐ潰れる。

それは永遠の課題であるが、解はある。こっそり教えよう。やりたいことを逆さまから考えるのだ。

コロッケ屋なら「作りたいコロッケ」がある。スタートはそっちだ。そのコロッケをお客さんが「持って帰る」に変えてゆく。大きさ、色、中身、あったかさ、容器、価格…。最初と変わったとしても、変わった方が正しい。

メロンパンだったら、ふた口サイズメロンパンがどっさり激安だとか、好きな厚さに切れる食パン型メロンパンなんかどうだろう。スタートはやりたいメロンパン。夢はお客さんに膨らませてもらえばいい。

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