我慢

しばしば外国人は日本人よりも日本人らしくなる。そこから教えられる。

GWのサッカーJリーグの試合中に人種差別発言があった。もみ合いの中で、鹿島アントラーズのブラジル人選手レオ•シルバが、浦和レッズの森脇選手から「くせえんだよお前」と言われた。試合後シルバはこう言った。

「誰でも誤ちをおかしたり、ミスをしたり、人に害を与えることがあればすぐに謝る。試合であったら試合直後に謝る。それは人生においても同じだ。それができない彼は、日本を代表する日本人じゃない。でも僕の日本人に対する感謝の気持ち、礼儀正しさへの敬意は変わらない。日本人は文化の違いを尊重してお互いに敬意を持って接する」

この話を昨夜のベトナム人留学生への就活支援講座で紹介した。神社庁ではないが日本人はよく「日本人でよかった」というフレーズを好む。だがシルバにこう言われたら、何も言い返せない。

昨夜の講義テーマは「キーワードで知る日本文化」である。受講生一人ずつ好きな日本語をあげて1分間スピーチをする。「ありがとう」「きれい」「すみません」「大丈夫」「信念は力」「気持ち」「忍」「5S」「やばい」などなど。社長というあだ名の留学生がいる。聡明で日本語もうまい。彼は社長になる夢がある。

彼があげた言葉が「我慢」である。理由をこうプレゼンした。

「ボクは和食店でアルバイトを4年しています。でも最初は日本語もわらかず、ミスばかりでした。バイトを始めてしばらくして社長から呼ばれて『仕事はどうですか』と聞かれました。ボクは『やめたい』と言いました。『なぜだ?』『ミスばかりだから』すると社長は言いました。

「確かに俺は我慢している。君の成長を待っている。なぜなら今辞めたら君の人生にとってマイナスだ。何も得るものがないだろう」

ホワイトボードに書いた我慢という漢字は微妙に間違っていたが(笑)、彼はその意味をたいていの日本人より良く知っている。言っちゃ悪いが、残業したくないだの、労働条件が厳しいだの、愚痴ばかり言う若者が多すぎる。そして我慢できずに逃げる大人もどき、人種差別する日本人もどきが多すぎる。我慢せよ(自分を含めた)日本人、留学生に負けちまうぞ。

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