ベトナム人留学生就活支援講座、上半期の半分を終えて

夢で雇い主に「今日は仕事を休みます」と電子メールを打った。理由もちゃんと書いた。それで家にいると〝ピンポーン♫〟とインターフォンが鳴った。郵便局の書き留めだろうと印鑑に朱肉をつけて、扉を開けて印鑑を押した。

押したのは受領の紙へではない。その雇い主の責任者の「オデコ」だった。思いっきりぐりぐりした。雇い主の責任者はぼくにつかみかかり、馬乗りになってぼくをボコボコにした。彼は叫んだ。

「なんで休むんだぁ!」

そこで目が覚めた。雇い主はベトナム人留学生の就活支援講座の運営者である。休みの理由は猫のせいだ。最近便秘がちなのが心配で…(^^)今朝はたっぷりしたので安心して、夜は講師になれる。

しかし、正直講義はむつかしい。昨年は特に下半期の生徒が食いつきが悪くて困った。それで担当のKさんと反省会をした。その効果もあって今年上半期の講義はいつになくスムーズである。受講生の感想もおおむね好評。なぜだろうと考えたらひとつわかったことがある。

その紹介の前に、反省会でのポイントを紹介したい。

1、母国語の禁止
2、私語のひどいのは注意
3、聴き方(アクティブ•リスニング)を指導する
4、席を固定化させない。

以上は全般的な講義への態度である。参加は無料なので甘くなりやすい。ぼくも厳しい性格じゃないので、つい甘くなる。

5、感想や質問、発表順は講師が指名する
6、評価をする。ハナマルをつける。悪いところはその場で注意する
7、事例を増やす(だが1講義ワンメッセージ)
8、見本や回答例を示し、発表後に振り返る

正直なリアクションを心がけて、良いのはものすごく褒め、悪いのはこうすべしという。パワポは毎回10枚で、文字を減らし、メッセージをひとつにする。発表後に「ほおっ」思わせるセリフをその場で考える。これがしんどいが大切。

9、毎回評価アンケートを書いてもらう
10、時計を置く

評価はされたくないが重要である。先週(テーマは「会社とは何か」)のアンケートから抜き書きすると「印象に残ったのは『会社はいつも変わっている』こと」「会社の選び方がわかりました」「理念が重要なのがわかった」「偉い人(稲盛和夫)も失敗をしているのがわかった」「自分の将来がイメージできた」

だいたいこんなところだが、今回は特に就活編(Kさんが履歴書の書き方、面接のポイントなど実際の講義をする)とビジネス編(ぼくの受け持ち)の内容の連動を意識した。生徒が「つかめる」のが狙い。こうしたことで「教える」のではなく生徒が「得られる」、生徒側すなわちお客さん側の視点に、前より立てるようになれた。

そこらをひっくるめてたぶんキーワードは「共感」だと思う。

会社(仕事)とは、自分だけの自己実現の場でなく、「仲間と一緒にやる、お客さんを通じた、自己実現の場」である。仲間とは同僚や上司である。自分と彼らは共感で結ばれる。共感が少ないとお客さんが払ってくれない。

ぼくが文で苦しいのは共感がまだ少ないからだ。マァそれがわかってきたことが改善への一歩である。今夜のテーマは「キーワードで知る日本文化」。がんばります。




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