原稿闘争

一筋縄では理解できない男である。だがなんとかできた。

ここ数日、二つの格闘をしている。ひとつは医師の原稿との格闘である。もうひとつは言わずもがな花粉症との格闘である。前者はさておき、後者との格闘には白旗を掲げ、鼻炎薬に頼ることにした。今日は2回服用した。ここ数日、花粉指数は最高潮なのだ。アレルギー体質の体よ、許したもう。

そして前者の原稿闘争であるが、まさに一筋縄では理解できない医師なのである。

いつものことながら、いやいつも以上に非常に悩んだ。あーでもない、こーでもないと無数の仮説の柱を立てては倒した。台を置いてはひっくり返した。読みきれた気がしなかった。インタビューは一度きりだから、読めるか読めないかは時の運…ではならない。それをなりわいとしているのだから、読める限りは読む。読めないということは許されないのだ。

あとは気合いだ。絶対に読める。読んでみせる。諦めるもんか。そう宣言したのはもう夕方だった。夕暮れも迫り、締め切りも迫る。ピノ子とたいして遊べないので(ぼくがイライラして)夕ご飯でまた吐かれてしまった。ごめんね。

心のフンドシを締め直して、基本にもどることにした。

医師がロールモデルとして挙げた2人の歴史上の人物の「意味」である。誰もが知っている人であるだけに、先入観が邪魔をしているようだ。人物の1人は武将でありキーワードは漢字である。文字をばらして、その本来の意味を調べたら……見えた!そうだったのか!これだこれだ!と個人的に狂喜乱舞(笑)。もう1人の芸術家のことも探り直した。するとパズルピースがはまってきた。2人の人物から医師も見えてきた。そーか、わかったわかった。つながってきたよ。神様はいるもんだ。

ほっとして前半を見直しながら後半を書き足した。まだ非常に粗い原稿ではあるが、骨をつかんだ気分。賭けるものがあれば答えは必ずやってくる。ありがたき夜である。

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