自然災害列島へ

日本の向かう方向は自然災害リスクの高まりにある。次の図でも明らかである。「日本の自然災害発生頻度及び被害状況の推移」、平成28年度版中小企業白書からの引用。

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棒グラフは被害額で、91年から95年は阪神淡路大震災、2011年から15年は東日本大震災であり、それぞれ10数兆円、20数兆円という途方もない額である。それは都市基盤の大きさから仕方ないとしても、注目すべきは緑の線「発生件数」である。

どう見ても右肩上がりである。

安倍政権の明日は不明朗だが、日本の明日の自然ほど明確なものはない。自然の不安定期に入ったのは間違いないだろう。災害額規模でも世界の17%を日本一カ国で占めている突出ぶりである。数字はベルギーの大学まとめなので恣意的な要素はない。

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人間という自然からエネルギーを引き出す存在が、不安定に拍車をかけていると言える。ダム、山林、河川、海浜、人工島、原子力…など不安定に対する基盤維持コストも重くのしかかる。スギ花粉も道路陥没も大きな目で見れば根でつながっている。

自然相手に個の力では何もできないが、せめてこう言いたい。「取り込まずに捨てて歩こう」。

身の回りのモノの断捨離は言うに及ばず、出世欲や権勢欲といった心のぜい肉を削ぎ落とす。子供は自立させ、夫婦も解き放ち(笑)財産があれば人を育てることに使い、モノやハコなど厄介なものに投じない。引越もいい。するたびにモノは減るし、しがらみもなくなり、新しい地で新しい人間関係を築いて痩せる思いで細る(笑)必要最小限のモノとかけがえのない人と猫だけで生きたいものだ。

いや若い人にはまだ希望がある。前世紀の終わりに知の巨人はこう書いている。

生涯学習が言われるが、そのテーマとして最適なものは環境問題であろう。それは学習なしに語りえないからだ。(三石巌『21世紀への遺書』)

今若い人は環境の仕事をすべし。これから日本に最も必要とされる仕事になる。

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