いわれなきことではないけれども…
苦情を言われたのは2、3週間前である。夕方早めの時間に自転車で買い物に出掛けようとすると、アパートの階下である2Fに住むオババが、スタスタと降りてきて郵便受けをガチャガチャした。南京錠をかけている。横目で会釈してから行こうとすると呼び止められた。
「あんたんとこ、パタパタとかゴロゴロとかしてない?」
「パタパタ?」
「ガラガラとかドンドンとか、響くの」
「そりゃ失礼しました」
「朝5時とか夜も遅くとか」
「そんな時間は起きてませんが」
「あんた、昼間いるの?お仕事なに?」
「いちおう文を書く仕事で…」
「じゃいるんだいつも。それでか」(舌打ちしやがった)
「あと猫を飼いだしたので…それかな」
「猫?」
「裏のアパートの猫を匿ってあげました」
「あの猫ね。引っ越して置いてけぼりにされたのよね」
「引越というより夜逃げみたいでしたが」
「ともかくウチは安普請でモルタルだから響くの。うるさいからきをつけて」
「はあ」
癪に触ったので若干はトボけた。朝は掃除をするし、夜中に仕事をすることもある。猫のことを知っていたのなら餌くらいあげればいいのに(そういうヒトではない)。それにモルタルではなくてちゃんと?RC造である。南京錠をポストに掛けるくらいだから、あんたこそ神経質なの!
だが音はいわれなきことでもないので、掃除は夜静かにすることにした。ゴロゴロ音はキャスターだと判明したので、ダイソーのマットを敷いて移動厳禁にした。だがピノ子の駆け足は止まないのだ…
そら猫は走りたいよね。だから部屋中敷き詰めるジョイントマットに投資することにした(今のは部分にしか敷いていないし、もっと分厚いものにするしかない…)。寝室の方はベッドでいっぱいなので省略し、仕事部屋兼遊び場と、廊下兼台所に60cm角のマットが40数枚あれば十分みたい。
ピノ子よ、芝生と音響室のあるドでかい一軒家に住むまでの辛抱だぞ。それまでたくさん走ってオババをもっと怒らせてやれ(^^)。
保護色…^^
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