書き手と読者の往復運動

昨日の原稿作業はモヤモヤしていた。何かが違う。

まず患者を描き、手術を描いた。悪くはないがスッキリ感がない。まだキーワードが無いのだろうか。「書きに行っている」と感じたので2節で止めて別の仕事をした。その仕事が意外に手間取って、気がつくとシンデレラの門限だった。また明日だ。

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悩んだ翌朝つまり今朝だが、朝日と共に解が降りてきた。患者の「体験」と医師の「手術•手技」と描いてゆけばいい。なあんだこれで書ける。昨日書いたものはそれが混在していた。1節で患者視点、2節で医師視点に分けてゆくと、こっちからあっちからと二つの方向からひとつのことを描ける。そりゃおもしろい。しかもある理由があって、今回は非常に臨場感をもって患者の手術体験が書ける。

実際、書き直してゆくと悪くない。まだ磨きがいるがそれは後でできる。3節、4節と書き進む。するといつものことだが、「その人の業績」を書いていることに気づく。あるいは「うわべのエピソード」を書いている。

違うぞ、人を書け。人を書くんだ。

「エピソードを書く=人を書く」と思うだろうが、実はそうじゃないことが多い。逸話が逸話ではなく、単に事実であったりする。エピソードがなぜ生まれたか、なぜそうなったか、そこを洞察して仄かに伝えないとならない。その人となりをあたかも複数の光線のように描いて、やがて光軸が重なるようにひとつにまとまるのが理想である。

文の羅針盤は読者としての自分。書いている時にいつも思うのは「これなら読めるか、これなら読んでくれるか」。だから書きながら読む。読みながら書く。書き手と読者の往復運動である。

今日はおおよそ2/3まで。良い線行っているが勝負は明日に持ち越した。

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昨日のブログで、お一人「ドクターズマガジンを送って下さい」と連絡をくれた人がいる。Don’t hesitateであと二人まで(^^)

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