ASEAN留学生就活支援講座、あとは生徒発表会のみ。

終わり良ければすべて良し。ラストの発表が素晴らしかった。

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ASEAN留学生就活支援講座、2016年下期も残すところは来週の生徒の発表会だけ、今夜が講義の最終日。テーマは『旅行業の業務改善』。定番のリッツカールトンではおもてなし、宿泊客の情報収集、クチコミの活用とクイズ。星野リゾートでは多能工のスタッフなど、そして演習では星野リゾートの事例であることを伏せて、ある旅館の事業再生をどう進めるか?というテーマを取り上げた。

今回の2016年下期の生徒たち、最初は集中力がなく私語も多く、質問や発言も少ないので「どうかな?」だった。講義も“カスタマイズ”して、就活に必要な技術(議論、グループ討議、発表)と業界•マーケティング•マネジメントの知識をほぼ半々にした。どっちが食いつきがいいか、生徒たちを毎回“哨戒飛行”をしたのだけど、どっちも同じだった…(^^; 

そして最終講義の今日、旅行業の演習も「どうかな?」と思っていたら、あにはからんや、良かった。

いずみ荘という伊豆にある60室の旅館が倒産した。カラオケやゲーセン、卓球に温泉風呂しかない。お客はシニア女性で干物を買って帰る。そんなひなびた旅館の再生提案、最初の3グループの発表はマーケティング施策が中心だった。ターゲットの設定、人件費の抑制、従業員教育など良い点もあったけれど。

最後の4グループ、討議が長引いてホワイトボードに発表事項を書けかなかったから「あれれ…」と思ったが、発表は「ハナマル」だった。『シニア女性に的を絞る、彼女らの関心は健康だから温泉や座禅のサービスを強化し、お客様とスタッフの距離を短くするコミュニケーションを強化する』。

おお!それらは星野社長ら事業再生側がやったことそのものだ。再生者は顧客調査を行い、60代女性のリピーター層に特化する仮説を建て、元気をなくした倒産旅館のスタッフたちを集めて策を考えさせた。そして皆で決めたコンセプトで熟年女性をターゲットにする高級旅館に衣替えした。ほぼ同じじゃないか。素晴らしい!!

ぼくもやる気がムンムン〜(笑)生徒の成長はホント嬉しい。来年もこの講座の継続を祈ろう。どうもありがとう!

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