昨日、工房で御朱印帳キットの素材を制作しながら、TBSラジオを聞いていた。奉書紙を互い違いにするのがぼくの役割で、糊付は職人坂井の役割である。職人が郵便局に出掛けている間、ラジオの話題は米国大統領選挙だった。それが終わった頃、職人が帰ってきて新聞を広げながら言った。
職人「大統領はどっちかね」
郷「今ラジオで言ってましたクリントン圧勝と。米国居住のコメンテーターがトランプの支持層である高卒以下と労働者階級が少ないからと」
職人「やっぱりな」
郷「『たとえトランプが負けても、ここまでがんばったということは、ものすごい意味があるから、それは精査する必要がある』とも言ってました」
職人「あんなのが支持されるとはねえ」
郷「オバマ大統領と比べられないすね。オバマの広島スピーチは良かった」
職人「オレの長男もよく大統領の演説で英語勉強してたな」
郷「良い英語でした」
職人「オレはね、民主党の戦略ミスだと思うんだ。だってさオバマってまだ若いだろ。クリントンにやらせてからオバマにすりゃあよかったんだ」
郷「そりゃそうだ」
職人「もう70だもんな」
郷「でも米国にいる知人は『トランプがいい』って言ってるんです」
職人「どうしてよ」
郷「アメリカ人のホンネは『アメリカンドリーム』『銃を持ちたい』『階級社会』でしょう。南部なんて特に。都市部も「環境保護」と口では言いながら、めちゃくちゃ冷暖房効かせている。ホンネは違う」
職人「確かにね」
郷「ある人が『アメリカはモノトーンの国』って言ってました。勝つか負けるか。その中間がないって」
職人「そんなもんかね」
郷「そう考えると、世界中見回しても日本人ほど良い国民はいませんね」
職人「災害があれば助け合うし」
郷「基本は平和主義だし、悪い人が少ない」
うんうんと2人でうなずきあった。しかし大統領選の終わった今考えると、あの道路陥没は予兆だったのか…^^;;
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