読書の作法

読書が上手くなるたった一つの方法を教えよう。それは情報入手ではなく、批判や同意するためでもなく、「自分のこと」として読むことである。

FacebookやTwitter、instagramのような短文メディア、情報を伝えるだけの(それも誤字や用語間違いだらけの)ネットの記事ばかり読んでいると、読書力がほんとうに落ちる。長文を読めなくなるし、短い文を短い時間で読むという「条件反射読書体質」になるし、もっとヤバいのは「他人事読書体質」になってしまうことだ。

他人事読書とは、文章=情報伝達として読み、文がまとまっているか、わかりやすいか、今どきの世の中で必要かどうか、そういう態度で読むことだ。知ることができればいい、反射的に意見を書ければいいという読書である。

それでは読書力はつかないどころかマイナスでさえある。考えて読むことをせず、ただ批判的に読む癖がつくだけだ。書いてあることを評価するだけでは、良い読書感想文にはならない。まして★の数のレビューが感想なんて情けない。

読書力が高まる読書は、書いてあることを自分のことに置き換えて読むことである。単純だがこれだけで十分だ。自分の思いはどうか、体験はどうだったか、自分ならどうするか、それを考えながら読むことである。読書感想文にも「自分は…」という思いを入れない限り、薄っぺらい批評ものになるだけだ。

逆に言えば、文の書き手は「自分のこととして読める文」を書かねばならない。自分の体験や思いを書きながらも、読み手が共感を持てる内容であり表現でなければならない。そこが一番むつかしいところではある。

こんなことを思ったのは昨夜のブログ『野球中継と酒』で、自分に置き換えて読んでくださった読者がいたからだ。昨夜のブログは自省的に読めば、誰もが「心が痛い」はずだ。

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今夜はまだ原稿の修正です…(^^;

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