不穏な夜に不安な夢を見た。
ぼくはコンクリートの建物に何かを取りに行かねばならない。その入口は急なスロープである。坂の角に男がひとり腰を下ろしてた。男の脇をすり抜けて坂を駆け上がろうとすると、犬の鳴き声がきこえた。男が放ったのだ。ぼくの足を噛んできたので蹴ちらそうとした。
その瞬間、ぼくは布団を蹴っていた。上で寝ていた猫がぼくの足に噛み付いた(^^;; 猫はベッドを飛び降りてうぅーっと唸った。窓越しに裏のアパートから赤ん坊の泣き言が響いていた。
犬の鳴き声は赤ん坊で、足元に噛み付いてきた犬は、猫だった。ハァハァしてiPhoneを見るとまだ12時前だ。昨夜は早めに寝たのだ。ぼくは足から血を流していた…
そのせいか、今朝iPhoneがおかしくなった。
指紋認証もだめ、6桁の数字入力もだめ。ロックが解けない。入力回数制限にひっかかりそうになり、Appleのサイトもお助けサイトも見た。だがセキュリティ確認コードは入らないし、Apple IDの2ファクタ認証の有効もよくわからんし、そもそも電話がおかしいのにSMSに番号を送られても見れない。Appleのチャットサポートを受けようにも3,000円/回に萎えた。
仕方なく“工場出荷状態”にしたが、それも何度も同期ができなくて失敗した。なんてこった。2ファクタ認証コードは「電話をかけて」聞くことにした。「May I ask …」と口の中で質問練習していると、冷たい自動音声で「You code is seven zero nine …」と言われた。
ぼくの電子戦争は半日後にようやく終わり、原稿はさっぱり書けなかった。
夢判断はしない。だが恐らくこういうことだ。ぼくの生きかたはどこか力が入り過ぎている。落ち着け、たまには休め。電子よりも猫とのコミュニケーションを大切にせよ。
今日、血が付いたシーツを洗った。今夜は君と良い夢を見たい。
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