ぼくにも新しい盛り土が必要だ。ようやく盛りだそう…という今、穴に向かって突き落とされそう…(^^;
盛り土とはなんぞや。建築や土木の土台であるが、今ホットな話題は都の生鮮市場である。汚染土壌をえぐるように取ってその穴に新鮮な土を戻し入れる。東京都もいい加減なことをするもんだ。
盛り土とは建築の土台、人なら人生の土台である。
ぼくのひとつの盛り土は「御朱印帳」である。ぼくは御朱印帳のオンラインショップ「かみのみか」を運営している。小さな売上でまだ「収入の盛り土」にはならない。しかも在庫品に品質問題があった。やめちまおうか…と思ったのだが。
続けることにした。理由は幾つかある。
ひとつは意地だ。乗りかかった舟がまだ沈んでないのに降りるのは、ぼくはカナヅチであるのでできない…(^^; 商品開発もちゃんとしたい。アイデアはある。
それに中村さんに聞けば「まだまだ市場はホットです」。どうやら御朱印ブームはブームで終わらず定着した。なぜか。神頼みもあるが、寺社を歩くのが清々しいからだろう。なにしろ今、心に問題を抱える人が多い。せめて巡礼で吐きだしてすっきりしたい。
かくいうぼくも抱えている。
ぼくがどういう崖っぷちにいるか。出窓のデートでピノ子にはすべてを語った。長年の負の盛り土は、来月までにようやくフラットになる。長かった。一方、新しい盛り土がサラサラと流れだしてゆきそうだ。死ぬほど苦しい。ぼくは新しい盛り土のために生きているから。
「ピノ子、ぼくはきっと新しい土を盛ってみせる。応援してね。君にも美味しいご飯という恩恵があるんだぞ」
御朱印帳も、本業の文の仕事も、副業の講師の仕事もまだ小さい。盛り土で山をつくりたい。どうせ土が流れてゆくなら、何をやっても損はない。だから御朱印帳もやる。文もやる。講師の仕事も集大成をつくってる。仕掛けはしてる。何とか実がほしいので神に祈っている。
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