ご近所の花火が予想外によかった。
自衛隊駐屯地で年に一度の夏祭りである。屋台が出て盆踊りがあって数千人の人がいた。焼きそばも佐世保バーガーもうまかった。フィナーレは陸上自衛隊の総力を結集した30発の花火(笑)
どう見ても菊じゃないだろうか。やるなあ。
この小さな町に住んで3年目の夏、初めて近所の花火を見に行った。8時台の花火に間に合うように帰ってこれなかったのだろう。徒歩5分ほどのところででっかい花火が見れるなんて、あんがい良い町だ。
そういえばRolling Stonesの曲に『Neighbours/ネイバース』という曲がある。タイトルを「ご近所様」と訳したら笑われたっけ。
歌詞は「ご近所様は悩ましくてうるさい。オレもひどいヤツだけど一人にさせてくれ。さもないと喧嘩ふっかけるぞ」という物騒ぎというか断絶的というか。だが次のリフレインする一行が気になる。
Do unto neighbors what you do to yourself
ミック•ジャガーが吠えて歌うこの一節の直訳は「お前が自分にすることをご近所様にせよ」である。ミックは聖書マタイ伝の一節をもらって書いている。
Do unto others as you would have others do unto you. 「おのれの欲する所を人に施せ」
自分がされたいことを隣人にせよ。ミックは「ご近所を大切にせい」と歌っているのだ。
ふと今朝一番のニュースが思い出された。いつもクラシカルを聴くNHK FM、つけ忘れて掃除を終えた頃つけると、北里大学病院をはじめ複数の病院名と搬送数を報じていた。たったひとりの相模原の男が近所の弱い人を襲ったニュース。どうしてそうなったのか語り尽くせないのだろうが、どんなことも実は単純である。
ご近所を大切にしなさい。すると花火が綺麗に見える。
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