御朱印帳にポッケをつくった。
たかが御朱印帳、されど御朱印帳。今日もキットが2セット売れた。どうもありがとう(^^)御朱印帳を自作したいコアなあなたにひとつアイデアを。それは「有袋類の御朱印帳」、それを縫ってみよう。
「和紙のがまぐチクチク」ワークショップを開いた経験から、縫いやすい和紙、縫いにくい和紙をよく知っている。強制紙は強いがこわい。千代紙は弱いがたおやか。奉書紙は縫いやすいが素っ気ない。とりあえず今回は地に強制紙(皺加工を施してこんにゃく糊を塗った和紙)、ポッケを千代紙にする。
表紙を芯材にする黄ボールのサイズ+15ミリ(四方)に切る。千代紙はポケットのサイズ次第だが、幅は同じ、高さは薄いのでふたつ折りにできるサイズに。
和紙は待針では穴が開くのでクリップで留める。まず千代紙の縁をチクチクする。あくまで「飾り」である。両側面だけは強制紙と一緒に縫いつける。他の箇所のステッチは飾りである。
ステッチの間隔は好みであるが、布ほどは細かくできない。ぐるりと出来上がったら黄ボールに貼る。今回はスティック糊で済ませた。難なくそれらしく出来上がりである。
まさかの「有袋類の御朱印帳」、拝観券やおみくじを入れてもよし。名刺を入れてもよし。
作って思へばポケットはすごい発明である。発明者は誰なのか、ポケット男爵という発明家がいたのか、オーストラリア大陸の動物から拝借したのか、わからない。ただポケットがなかったら今頃ぼくらはモノを腰に差し、耳で挟み、口にくわえ、首から下げていた。身動きできなかった。スーツなぞはポケットだらけでありがた迷惑でさえある。
いや、男に比べて女のスーツはポケットがない。なぜかというと「シルエットが崩れる」からだというが、ぼくはもうちょっとマシな答えを知っている。
「女はね、男というどうしようもないものを入れるポケットをすでに持っているのよ」
お後がよろしいようで…(^^)
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