昨日で丸一ヶ月。そうとは思えないほど早いものだ。
裏のアパートから放たれた金と黒の猫が、ぼくの住むアパートの階段の周りをほっつき、3階まで恐る恐る登ってきた。餌をあげて家に入れてから昨日21日でちょうど一ヶ月。この猫がいつ生まれたかわからないけれど、だから6月22日が誕生日。
1ヶ月目のご褒美は「猫砂を全取り替え」である(笑)なぜならおしっことうんこをなかなかしなかった。翌日23日にようやくシャー&ぽっとん。一ヶ月に一度は全取り替えするために、22日は猫砂記念日。
砂を全部捨てて容器を綺麗に拭いて、紙と鉱石の砂を混ぜてやった。ピノ子(という名を付けたが相応のワケはある)がやってきて、クンクンとチェックして行った。そのすぐ後、みづくろいしてた。ピノ子なりの感謝を示したんだと思う。泣けてくるほど行儀がいい子だ。
でもぼくがパソコンばかり向いていると邪魔をするし、遊ぶのはたいへんだし、立ってるぼくの肩の上までジャンプしてくるし、5時台に起こされるし、相当上の棚にあるカリカリを取ろうと電子レンジの上に乗るし、人様の鰹節をさらうので猫の鰹節を買ってきたり、けっこう悪さもする。
でも悪いか良いかは人が決めたことだ。
ピシっと躾ける方がいいのか悪いのかも考えてしまう。というのは、人の子も「あれはダメ」「これはダメ」と育てると、その蓄積が数年後に引きこもりや乱暴者や精神障害に現れるからだ。因果のある事実である。愛情とセットじゃない怒りはだめ。普段からたくさんぎゅっとしているけど、怒った後は必ずぎゅっとする。その代わりぼくが情緒不安の時、泣き言を言う。助けてもらっている。
猫を飼いだして気持ちが優しくなれた。心がゆっくりになった。失敗やうまくゆかないことが、仕方ないと思えてきた。こんな気持ち、自分の子ではなれなかった(笑)ペットとは実に奥深い。
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