一本宿題が終わった。ほっとしたら、心の空気が抜けた。
草稿を仕上げたのだ。執筆協力モノなので、まだキャッチボールが何度がある。その上で営業を掛けるという、あたかも生い茂る夏草を引っこ抜くような作業をまだまだしなければならない。けれども間違いなく良い本になる。現場で感じ取ったキーワードで確信したし、取材を重ねて書いてゆくと、尚さら確信が深まった。後は世の中次第だ。
さっき原稿をプリントアウトして、レターパックライトで投函したら、力が抜けた。
もう一本原稿がある。構成案は素直に決まった。タイトルもすんなり降ってきた。そろそろ締め切りが近づいているので、書き出さにゃあならない。でも今日はちょっとエア漏れ…
猫も同じようだ。ニャマゾンの家を作っても遊ばない。あれだけ遊んだじゃらし棒も飽きた。部屋の中で一番高い所に乗って憂さ晴らしをしている。
こういうとき、前は手づくりをした。紙を折って貼って手製本をする。和紙でがまぐチクチクする。ぐるっとブレスレットをつくる… にゃんだ神田、ギャラリーがあったのはよかった。手づくりが自由にできた。やっぱり手づくりカフェってニーズがあるな。
いや待て。ドント•ジャンプ•イントゥ•コンクルージョン。結論に飛びつくな。ドントといえば明日は投票日、参院の比例はドント方式ですからね。人のニーズを考えるからいけない。人の心の状態にこそニーズがあるのだ。
エアが抜けた心の人のよりどころ。手づくりで心のパッチができますよ。やっぱりぼくがやるべきなのは「キットの企画販売」なのだ。これが作れるという型のあるものではなく、もっと原形的な、もっと素材的な、すなわち創造的なもの。「大人の自由自在」の手づくりである。
御朱印ポストカードのワークショップやキット販売からやろうかと思い出している。手を動かしながら考えてみますわ。