原稿から自由になる幸せ

1本書き上げてほっとした。

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とはいえ締め切りまでにまだ日があるので、仕上げはこれから。ブレをただし、不要を削り、強めるべきを加筆をする。ここ数週間、この原稿のために休日がなかった。昨夜も遅くまでがんばり、今朝も早く目が覚めてノートに思いつきをがんがん書いた。ノートには何ページも<迷い><思いつき><ダメ出し>がある。才能の薄さをかみしめ、努力の尊さを叫んで書いた。ちっとはおもしろいと思うけれど、それは誰かに判定してもらおう。

みっつ思ったことがある。

まず「これだけ打ち込めるものがあってよかった

夜や休日をこれだけ潰してもまだやろうとする。スランプがあっても続けられる。諦めようとする自分に「お前はそれでいいのか」と叱咤してやらせる。そういうものがたったひとつあっただけでよかった。

二つ目は「創作はしんどい

文にせよ絵にせよ音楽にせよ映画にせよ漫画にせよ、何もないところから産むことのたいへんさはやればわかる。創作とは、発想だけでなく、意地や欲望や不屈といった湧き出るものがないとまっとうできない。自分の人生を投影しないとできない。何かを足すというより自分を削り、残るもので勝負する感じ。削ると何もなくなってしまいそう…(^^;

三つ目は「登場人物の造形は楽しい

破天荒な女性主人公の物語を書いた。いかに短い文で人物を印象づけ読者の想像を膨らませられる。いかに「説明ではなくエピソード」でキャラを描けるか。人物造形は楽しい。前も医師の女性を造形したが、どうもぼくは女好きだ(^^)書いてゆくとご褒美がある。登場人物が一人歩きしだすのだ。

今回は3万字ほどの原稿。まだまだ書ける。引き続きこの主人公に命を与えてみたい。シリーズぽく書ける気がしている。それも、たくさん悩んでたくさん書いてたくさん削った副産物である。

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