最初はどうも苦手。でも粘りが信条なので、二度目はそこそこうまくゆく。
ポンポンをやり出した。ポンポンってなあに?ぼくも名前までは知らなかった。もちろんポンポンメーカーで作れるというのも知らなかった。
「動物ポンポンを作れば毛糸が減るわ」
とcherryさんが言って始めたのがポンポンである。ぐるっとブレスレットワークショップでこれをしたらという。樹脂の道具に毛糸をぐるぐる巻いていって、チョキチョキ切って丸くする。そこから動物の形に鋏で切りこんでゆく。目や耳を付けてできあがり。
cherryさんはすいすい、中村さんもほいほい作っているのに、ぼくだけうまくゆかない。一個目は失敗…^^; 思い出したが、ぐるっとブレスレットも最初に作ったのは酷評された。ぼくは柔らかいものが苦手だから。
でも「チクショウ」と思って、2個目は気合いを入れた。それでもこの程度のパンダですけれど、一個目よりはすごくいい。
ふと思った。「初物に強い人」と「弱い人」がいる。
ぼくはだんぜん「ファーストタッチが弱い」。工作だけではなく料理や試験もそうだ。最初は失敗、二度目三度目で良くなってゆく。人間関係も同じだ。
初対面で相手は、ぼくのことを取るに足らないとか、とっつきにくいと見ると思う。ぼくの方も気遅れして、踏み出せなかったりする。だから一発で終わる面接は嫌い。相手が値踏みしているなと思うだけで気勢が削がれる。ぼくは二度三度と会ううちにわかりあえてくる、深めあえる、そういうタイプなのである。
一方、初物に強い人がいる。どうして強いのか。たぶん「相手を読む」「方法や特徴を理解する」ことに長けているからだ。逆に初めてが弱い人は「自分自身や自分のやりかたにこだわってしまう」のだろう。
凡才は粘ってやって自分を削ぎ落としてゆくしかない。いいじゃないか。ゆっくりしっかりモノにしよう。工作も仕事も恋も。
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