今こそ読書子に告ぐ

文学』、休刊。無理もないとはいえ。

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岩波書店の雑誌『文学』が今年いっぱいで休刊のお知らせがあった。『文学』という雑誌さえ知らない人ばかりの今日この頃であるし(1933年発刊、日本文学振興の中心的役割を担ってきた雑誌)、近刊2016年3-4月号のコンテンツは「蕪村」であり俳文や連句や吟行という句会話であるとはいえ、しかも隔月刊で2600円という価格とはいえ、言っておきたいことがある。

人はパンのみに生きるにあらず、ネットや電子のみに生きるにあらず、印刷くせえ、青くせえ文学があるからこそ悩むのだ、語るのだ、暴れるのだ、だから生きていけるんだ。

出版が困難な時代こそ、岩波氏の言葉にあたりたい。

真理は万人によって求められることを自ら欲し、芸術は万人によって愛されることを自ら望む。

読書子に寄す 岩波文庫発刊に際して』(昭和2年7月)の岩波茂雄氏(岩波書店の創業者)の言葉の出だし。お手元の岩波文庫の後ろを開けばそこに刷られている。この言葉は最後がいい。

その性質上経済的には最も困難多きこの事業にあえて当たらんとする吾人の志を諒として、その達成のため世の読書子とのうるわしき共同を期待する。

苦しいからこそ読者が支え合わないとならない。出版関連の仕事人も支えなければならない。さっき製本ガールのルミコさんに勇気づけられた。彼女は手製本の講師であり、今は製本会社で働き、機械製本一式できる。さらにシルクスクリーンもマスターした。製本や紙のまわりでこだわって生きている女だ。すごいぜ。

ぼくは文と紙にこだわり続けよう。拙文で文学振興の末端を担い、御朱印帳や手紙の商品化をする。趣味は下手くそな手製本。なぜなら圧倒的に電子より紙の方が好きだからだ。『ことばとかみの研究所』を発進したい。

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蛇足だが、パンのみに生きるほど、パンを買ってしまった…(^^;)
※ど根性ガエルのテレビ番組で出てくるパン屋さんのアウトレット品

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