最近のってるといえばあつみけさんかなと思う。
彼女はどうやら不退転の決意?をしたらしい。絵で生きるっきゃない、やるっきゃない、走るっきゃない!すげー!みならおー!
人間、後ろ向きにはすぐになれる。心にちょっと湿りっ気の素を入れて、風通しを悪くして数日おいとくだけで、ちゃんとカビが生えてくる。誰よりも愚痴がいっぱい言える人になれる。誰よりもたくさん嫉妬もできるし、上の人には悟られないで、同僚のいじめっ子になれるのだ。
そんなふうになりたくないって?そうだね…前向きにもすぐになれる。今日から前向きです!と言えばいい。ただ前向きで「いつづける」ことがむつかしいのだ。
何かあると人はへたる。昨日と今日のぼくもそう。「やっぱオレ才能ないかな」「こんなの書いたって誰が読んでくれるんだろう」「書けん!書けん!」ってうめいている。それでも続ける原動力を探し求めて…ひとついいのを教えよう。
この絵は今月発刊されるドクターの肖像に出てくる。「never ever give up/決して諦めるもんか」。その外科医はこのスピリッツで、毎日のように10時間以上の手術をして、難病の患者の命を救っている。
この絵のおもしろさは、カエルがのまれるかシラサギが窒息するかもあるけれど、アノニマスな絵なのである。誰が最初に書いたかわからないうちに、たくさんの人がたくさんのバージョンを書き出した。いろんなネバーギブアップがある。
ひとりじゃ続けるのはむつかしい。諦めるもんかは、連帯して強くなる。
心の中で連帯している人を持てばいい。あの人、がんばって書いてるだろうな。あの人、がんばって作ってるだろうな。あの人、がんばって歌っているだろうな。「あの人」はもっともっとたくさんいる。数えきれないほどいる。だからがんばれる。
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