ぐっときた記事。過疎+高齢者+ハイテク=昔のチャネルを活かせ!(^^)
なるほど!というベンチャービジネスである。『「斜陽」×「高齢化」の可能性 新聞屋がドローン飛ばす理由』にあるのは、MIKAWAYA21というベンチャー企業が、新聞店ネットワークを使って高齢者世帯や過疎地で<収入を分け合う>という内容。
新聞発行数は過去10年で15%減少。夕刊が無くなるのも時間の問題だ。ぼくの知るベトナム人留学生のバイト先のナンバーワンは新聞販売店なのだが、これも減っちゃうなあ…^^; だがそれを食い止めるアイデアがある。販売店が高齢者世帯に「iPhoneを売る」。
スマフォはむつかしそう…でも教えてくれるならと高齢者は思っている。懇切丁寧に教えると、年寄りは話し相手もまた嬉しい。さらに新聞購読者に介護以外のケアサービスを提供する。草むしり、窓ふき、網戸貼り替え、お話相手…30分500円のワンコインサービスである。
お金のまわりかたがいい。
販売店はMIKAWAYA21が卸すiPhone収入を得る。1万5000円/月をMIKAWAYA21に払って、新聞配達員にシニアケアのアドバイスをしてもらう。ケアサービス収入は販売店とサービススタッフがとる。サービス料金も大手より安いから高齢者も喜ぶ。皆少しずつ儲かる仕組みがある。
気持ちの行き交いがいい。
最初はイヤがっていた販売店スタッフだが、高齢者が喜んでくれると、自分たちもハッピーになったという。これはわかる、お客が喜んでくれるのが一番の報酬なのだ。
それで思い出した。ベトナム人留学生のやさしい子がいた。彼女は独居世帯に新聞配達するだけでなく、買い物をしてあげたりしてた。これをビジネスにしたのだ。ボンクラのぼくは気がつかなかったな。
コンビニや移動販売で過疎地を救う、道の駅で地域を活性化する。それもいいけど大手資本が入るより、すでにあるチャネルを活かせばもっと地元のためになる。利益を少しずつ分け合えればいい。
地方にはくたびれてるお店がいっぱいある。ガソリンスタンド、美容室、本屋、旅館、カラオケ…そこで都会の商品とケアサービスを組み合わせる。何かできそうじゃないか。手づくりでも何かできないか考えてみたい。
留学生からもらったお菓子です。どうもありがとう。
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